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のどかな風景が広がる、コールド・スプリングへ小旅行。【My Favorite New York vol.2】

  • 2018.6.27
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ニューヨークから少し足を伸ばして、プチトリップへ!

 

ニューヨークはすっかり夏の気候になりました。

 

学校も終業式(6月は学年末。卒業シーズンでもある)を終えて、巷は夏休み気分。

観光客が多くなるこの季節、ニューヨーカーは街を出て郊外の小旅行を楽しみます。


わたしも混雑する週末を避けて、ウィークデーに電車で1時間半のコールド・スプリング(COLD SPRING)という街に出かけました。

 

端まで歩くと、その先にメイン・ストリートと呼ばれるショッピングストリートがあります。

 

 

 

 

コールド・スプリングには昔ながらのアンティークショップが健在。

まだニューヨークに住んでいなかった頃は、ニューヨークに来るたびに通っていた時期もあるコールド・スプリング。暮らすようになってからは、いつでも気軽に来られるからか、多分8年ぶり!?時が経つのは早いものですね。


ここには以前ファイヤーキングのコレクターとして取材させてもらったカップルがやっているアンティークショップがあって、今もいるかしらと覗いてみたら、いました!

少し白髪混じりになったエリックとホアンが、わたしより先に「アサコ!」って声をかけてくれました。ちゃんと覚えていてくれて、うれしい。

 

 

短い時間だったけれど、昔話(というほどではないけれど)に花が咲きました。

「君の本を持って店にやって来てくれた日本人の旅行者の多かったこと!」。そんな照れてしまう話をしてくれたふたり。

 

 

これはショップ内のベークライトのコーナー。一本10ドルから、ナイフやフォークが揃っています。

 

カラフルなベークライトのカトラリーは1920から1950年代まで製造され、その後プラスチックが開発されて姿を消しましたが、今はアンティークとしてコレクターが多いアイテムです。

 

 

店内にはこんなユーモラスなクッキー•ジャーも。

アメリカン・コレクティブルズと呼ばれる、100年未満のアメリカの古い生活用品たち。

買う、買わないは別として、思わず微笑んでしまう愛おしさがある物ばかりです。

 

新しいおしゃれな店も少しできていたけれど、昔からのアンティークショップが今も健在というのが嬉しかったコールド•スプリングの小旅。


今回は、グランドセントラル駅発11時43分のメトロノース・レイルロードのハドソン線ポキプシー行きに乗って、13時06分にコールド・スプリング駅に到着。

まずは腹ごしらえ、と街にひとつしかないレストランでおいしいパスタを食べて、メイン•ストリートを北上。お店に寄り道しなければ15分くらい歩けば終点の教会が右手に見えてきます。そこまで来たらお店は終わりです。

 

道を渡り、来た方向へクルッとUターン。途中、レトロな住宅が並ぶ脇道も散歩して、駅方向に戻り、この日は4時20分コールド・スプリング発のマンハッタン行きの電車に乗りました。

 

電車はマンハッタンを出るとすぐにハドソン川沿いを走ります。行きは左側の席、帰りは右側の席が川側です。

この眺めも、コールド•スプリングに来る楽しみの一部なのです。たいていの乗車客はそのことを知っているので、うっかりするとあっという間にいい席は埋まってしまいます。

 

 

ハドソン川の景色を惜しみながら終着駅のグランドセントラル駅に到着すると、

帰ってきちゃったなぁというさびしい気持ちを慰めるように、エメラルド色の天井に星座をちりばめた美しいメインコンコースが旅帰りのわたしを出迎えてくれました。

 

グランドセントラル駅はニューヨーカーの自慢の駅。何度行っても心ときめく場所です。

 

 

 

コールド•スプリングのオフィシャルサイト
http://coldspringliving.com


ホアンとエリックのお店
Juan L ROSADO
Antiques and Collectibles
93 Main Street
Cold Spring, NY 10516
* Websiteなし


パスタがおいしいレストラン
Cathrin’s Tuscan Grill
91 Main Street
Cold Spring, NY 10516
*Websiteなし

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