出会った男性があなたを口説くのをやめる瞬間

せっかく出会えた気になる男子が、あなたのことを口説くのを諦める瞬間について見ていきたいと思います。

恋は口説かれているうちが花だと言われます。せっかくの花を女子がみずからへし折ってしまわないためにも熟読してみてはいかがでしょうか。

さっそく見ていきましょう！

「飲み会で出会ったモデルをしている女子ですが、なにやら忙しいみたいです。今週末は習い事とか来週末は女子会とか、その次は『事情があって』忙しいとか。その次も『野暮用で』とか。もう無理ですね」（30歳・出版）

忙しい理由が不明な女子は、それなりに他人に言えない「事情」があって忙しいとおっしゃる……。こういうのが多いように思いますが、男子は苦手とするもの。

なぜなら、男子で「事情があって」忙しいひとってあまりいないから。仕事が忙しいとか、明確な理由を男子は持っていることが多いですよね。

「最初のうちは『あたしのことを楽しませてよ』と彼女が言うので、ぼくはすごく頑張って楽しませました。デートスポットなんかもマメに調べたりとか。でも3ヵ月もこれが続くと、もういいかなって思えてきます」（26歳・教材販売）

恋愛って、相手からなにをしてもらうかではなく相手になにをしてあげたか、がすごく重要なわけで。でもだからと言って、ずっとずっと「君のことを楽しませてあげます！」と熱意が続く男子はいませんよね。

いたら、その男子と交際すればいいわけでして……。

「ぼくがごはんに誘うと喜んで出てくる女子がいます。もう1年くらいごはんに一緒に行っていますが、口説けど口説けど付き合ってくれないので、もうごはんもいいかなと。口説くのもいいかなと思っています」（29歳・商社）

恋愛は、縁と運とタイミングとはよく言ったもの。ごはんをずっと食べ続けても運とタイミングは巡ってこないのを悟った瞬間、男子は急にフェードアウトします。

「仕事に意欲を燃やすのはいいことだろうと思いますが、なにかにつけて『こうすべき』みたいな意識の燃やし方をしている女子ってしゃべっていて疲れるので、途中で口説くのを諦めます」（29歳・PR）

これを言うなら、反対になにかにつけて意識が低いなまけものみたいな女子も口説くのを諦めそうなものですが、なんでもかんでも意識が高けりゃいいだろみたいな昨今の風潮を鑑みると、この証言が理解できなくもありませんね。

意識が高いというのは理屈っぽいのとニアイコールで、理屈っぽい女子が好きという男子はそう多くはないからです（いるにはいます）。

いかがでしたか？

口説かれている段階というのは相手のことをお互いに探っていることが多く、相手に素直にじぶんの事情をあれこれ話しづらいかと思います。まあ、そういう段階で素直にならなくてはいけない理由もないと言えばないですしね。

でも、なんでもそうですが黙って静かにフェードアウトされると気持ち悪いでしょうから、そのへんはうまくやってみてはいかがでしょうか。

「うまく」というのは極論を言えば、「お母さんの介護をしているから3年くらい付き合うのを待ってよ」みたいなあきらかに嘘くさい言い訳でもOKだということです。

男子って「今すぐに口説いても、落ちない理由」が分かれば、それだけで「まあまあ」納得する生き物だったりするのですから。
（ひとみしょう／文筆家）
（愛カツ編集部）