着こなしも、印象も、レザーブレスできりりと引き締まる【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.8】

甘いだけの服はもう卒業、だけどシンプルすぎてもつまらない。30代を迎えて、コーディネート迷子になるとき、ありませんか？ そんな悩みを一気に解決してくれる魔法のアイテムが「レザーブレス」。クールな存在感で、着こなしをきりっと引き締めてくれる、効果抜群のスパイス役。重すぎず、さらりとデイリーにつけこなせるから、明日からの「私のトレードマーク」として愛用して。

ジュエリーよりも軽やかで、腕時計よりも「おしゃれしている感じ」。毎日のスタイルに、ちょうどいいこなれ感を与えてくれるレザーのブレスレット。憧れブランドの精緻なデザインなら、ミニマムでいて全身の印象をワンランク大人に見せてくれるはず。シャツの袖口からのぞかせたり、ノースリーブやTシャツの手首にさらりと巻いてアクセントにしたり。飾りすぎない自然体のアクセサリー、だから、女性の素のままの魅力を引き出してくれる。

【select point】
・レザーとメタルのコンビネーションで、カジュアルすぎずエレガントに。
・憧れブランドのアイコニックなモチーフで、着こなしを格上げ。
・リストウォッチやアクセサリーと重ねづけを楽しめる、ほどよく細身のタイプを。

毎日身につけたくなる、シンプル＆リッチなレザーブレス５選

■「ルイ・ヴィトン」の始まり
19世紀半ば、スーツケース職人であったルイ・ヴィトンが生み出した旅行用トランクから、「モダン・トラベル」の時代が幕を開けたと言える。防水加工を施したキャンバス素材、機能的な錠前、そして“モノグラム”パターン、それらはすべて、船旅のためのトランクに用いられた、実用的な意匠だった。

150年以上の時が経ち、現在、ラグジュアリーなファッションブランドに進化した『ルイ・ヴィトン』。現在のウィメンズのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールが手がけるモダンで強さのあるコレクションは、常に大胆で革新的。けれども、今もなおその根底には「旅」から生まれるインスピレーションと、クラフツマンシップが受け継がれている。

文･久保田梓美