うがいをするだけで声が若返る!?“ごま油”を使ったうがい法のメリット

５月16日に放送された「ホンマでっか!? TV」（フジテレビ系）では、「ここまで来た！驚きの最新医療」と題して専門家たちが様々な健康情報を紹介。その中で薬学評論家の千葉良子先生が教えてくれたのは、“ごま油”を使ったうがい法のメリットでした。

ごま油でうがいすると、うがい薬と同レベルの高い殺菌効果が得られます。さらにごま油の効果は喉にとどまって持続するのが大きな特徴。喉が滑らかになり、声が若返ったような状態になると千葉先生は説明しています。

うがいに使用するごま油の量は、小さじスプーン１杯ほどを目安にするのが効果的。喉の奥でグチュグチュと音を立てるように行うと良いでしょう。うがいが終わった後のごま油は、水に流れにくいのでティッシュなどで包んで捨てるのがおすすめ。

ちなみに千葉先生によると、ごま油を使ったうがいは元々インドの健康法。インドではあらかじめごま油を加熱して一晩放置し、成分を安定させてから使用するそう。温度が冷めた後のごま油をスプーンですくって、うがいを行っているようです。

斬新なうがい方法を知った視聴者からは、「ごま油でうがいすると声が若返るって本当!?」「とくに声のお仕事してる人には朗報だね。お手軽だし試してみよう」といった声が。また実践してみた人もいるようで、「最近喉の調子がいいんだけど、もしかしたらごま油うがいが効いてるのかな」という反響も上がっていました。

ごま油の他にも、口内フローラを整える緑茶を使ったうがい法をご紹介します！

うがいに効果的なのはごま油だけではありません。たとえば2016年放送の「ガッテン！」（NHK系）では、緑茶を用いたうがい法が紹介されていました。

そもそも人の口内には大量の善玉菌と悪玉菌が住み着き、「口内フローラ」を形成しています。２種類の菌がバランスのいい割合で存在していないと、歯周病菌が体内のさまざまな場所にうつってしまうことに。

番組では「日本大学」特任教授の落合邦康先生が登場し、「緑茶」によって口内細菌のバランスを整えられると解説しました。緑茶に含まれるカテキンには抗菌効果があり、悪玉菌の繁殖を抑えてくれるそう。ただし液体を飲むだけでは唾液ですぐに洗い流されてしまうため、あまり効果的ではありません。

そこで落合先生が提案したのは、粉末状の緑茶を利用したうがい法です。うがい液のレシピは100mlの水かぬるま湯に対して、スプーン山盛り１杯の粉末緑茶を加えてかき混ぜればOK。うがい液を使って、就寝前に口をゆすいでみてください。あらかじめ歯磨きをして、口腔内をキレイにしておくことも忘れずに。

あなたもさまざまな工夫を加えたうがい法で、お口の中から体の調子を整えてみては？

文／プリマ・ドンナ