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神崎恵さん流「サマードレス」を着る日のヘア&メイク術

  • 2018.6.10
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着こなしには困らないけれど、「どんなメイクが似合うかわからない」という声が多いサマードレス。「MAQUIA」7月号では、夏ワンピを成功に導く、神崎流のあれこれをご紹介します。

神崎 恵
mnuit主宰。美容家としての活動の他、累計113万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショー、セミナーなどで全国を飛び回っている。待望の新刊『わたしを幸せにする41のル-ル』(廣済堂出版)が発売になり、さらに多忙を極めている。


サマードレスを着る日

日差しに映える
鮮やか色×ツヤ感メイクを

暖かくなり水辺が恋しくなる季節。パートナーや息子たちと海デートや旅行に行くと、必ず目で追ってしまうのがサマードレスを着こなしている女性。サマードレス。この服には0を100にする威力があると思う。肌は上気したように幸せな色をして、目は潤み、どの表情もぬかりなく愛らしい。ドレスからすっと出ている肩や腕はなめらかで、きっと服を脱いでも綺麗な体なのだろうと想像させる。見ているこちらの気分まで勝手に高揚し、そして夏特有の開放感に胸が躍る。

浴衣にふわもこニット、ファーコートにタンクトップ。その季節だけにしか着ることができない限定の服には、ほかにはない特別な空気感がある。その時季のにおいや温度をぎゅっと凝縮した、ワクワクと切なさがまじった空気。そしてそれを着る側もわかっているから、「これを着れば可愛くなれる」という自信がその空気と交わり、なんとも可愛い女が出来上がる。

でもこの魔法の服。だれもかれもが着るだけで綺麗になれるわけじゃない。そこには、ちゃんとルールがあって、それをクリアしながら着こなせた女だけが、思わず振り向いてしまうほど、惚れ直してしまうほど、いい女になれる。わたしが見てきた感覚では、半数以上の女性がそのルールの真反対をいってしまっている。せっかくの魔法の服をちょっと残念な仕上がりにしてしまっているひとがとても多い。

ではどうやってこの服に魔法をかけてもらうのか。そのポイントがメイクとヘア。まずなにより重要なのは、顔の印象重量を生地の軽やかさと同じくらいに仕上げること。スカートが陽の光に透けるように、肌も塗り固めず、素肌が透けるくらいのベースメイクにする。歩くたびに揺れる裾のように髪もふわりとやわらかく揺れたい。そこにドレスに負けないくらい鮮やかなリップカラーを一点だけさす。これくらいの透明感と軽やかさ、そして脱力感が夏の空気にぴたりとくる。ゆるっとしていて心地いい、でもとびきり華やかで艶っぽい。こんな女性がいたら、きっと絶対、夏の恋がはじまるはず。

風に揺れ、光に透ける
主役級ワンピース

プールサイドやビーチリゾートなど、夏ワンピを着るシーンでは自然と仲良くなれる1着を選ぶのがコツ。風にそよいだり、歩いたときに揺れる軽さ、光に透ける質感をセレクトして。

肌にはみずみずしいツヤ、
唇には彩りを重ねて

鮮やかなサマードレスには、肌の美しさが高まるツヤとポイントカラーが際立つメイクを。おしゃれだからといってマットな質感は厳禁。ドレスとリップの色を合わせるのも忘れずに。

aオイルと水分を絶妙なバランスで配合し、華やかな発色&みずみずしさを両立。ラプソリュ ラッカー 323 ¥3900/ランコム b薄づきのリキッドが肌にピタッと密着。日差しと相性のいいツヤ感、うるおう肌が持続する。エヴァーラスティングクッションファンデーション 103 SPF50・PA+++ ¥6000(セット価格)/クラランス

大きく揺れるカールで
女っぷりを表現

子供っぽくならないよう、髪の中間から太めのアイロンで巻いてから丁寧にほぐす。ウェーブではなく、ざっくりとしたカール感が残るように仕上げて。風になびく軽さがあることも重要。


MAQUIA7月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/コギソマナ〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


【MAQUIA7月号☆好評発売中】

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