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かかとの上げ下げだけで血糖値の上昇を抑制!? たった30秒間でできる「かかと上げ下ろし体操」

  • 2018.6.6

過度な運動はかえって血糖値を上昇させる!?

5月7日に放送された「名医のTHE太鼓判!」(TBS系)では、血糖値の上昇を抑える“かかと上げ下ろし体操”が取り上げられました。20年前から週2回のテニスを欠かさない俳優の竜雷太さん。しかし竜さんの血糖の数値を調べてみると、テニスを行ったあとに血糖値が上昇していることが判明しました。実はあまりに激しい運動をすると、血糖値をあげる“闘争ホルモン”が分泌。さらに空腹で行う運動も血糖値上昇のリスクを高めてしまうため、“適度な”運動をするのが血糖値にはよいと銀座泰江内科クリニック院長・泰江慎太郎先生は解説しています。

泰江先生の解説に対して、番組MCの山瀬まみさんは「適度がわからないんですけど、何かいい運動はないですか?」と質問。そこで泰江先生が紹介したのが、血糖値の上昇を抑える「かかと上げ下ろし体操」です。まずつま先立ちでかかとをあげましょう。その状態で3つ数えながら、かかとを下ろしていきます。あとはこの上げ下げを10回繰り返すだけ。

番組出演者たちも「かかと上げ下ろし体操」に挑戦してみました。「1、2、3」と口で数えながら体操を行いましたが、出演者全員が余裕な表情で「全然これならね、いつでもできる」とコメントしています。「かかと上げ下ろし体操」は食後にやるのがベスト。血糖値が気になる人はぜひ試してくださいね。

「かかと上げ下ろし体操」で糖尿病を予防するインスリン分泌

そもそも筋肉の7割は下半身に集中しているため、刺激を与えると腸の血液は下半身の筋肉に分散していきます。すると腸に血液が集中しなくなり、消化のスピードが緩やかに。結果、食後に上がりやすい血糖値を抑制させる効果があると泰江先生は解説しています。

さらに「かかと上げ下ろし体操」の効果には、血糖値の上昇を抑える“インスリン”を増加させる働きも。かかとを刺激すると骨の細胞からオステオカルシンとよばれるホルモンが分泌され、すい臓の働きを活発にします。すい臓が活発になるとインスリンの分泌も促進されるため、糖尿病予防に効果的。

ネット上でも「食べ過ぎたと実感した時にやるのにちょうどいいかも」「食後のかかと落としで血糖値が下がるんならやってみようかな」など、意欲的な声が多くあがりました。

高血糖は糖尿病のリスクだけでなく、様々な病気の引き金になりかねません。最悪のケースを回避するためには、まず自分の血糖値が何が原因で上昇しているかを把握することが重要です。この機会に今一度、自分の血糖値を見直してみるといいかもしれませんね。

 

文/プリマ・ドンナ

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