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旦那や息子のコレクター癖にうんざり。揉めずに片付けるには?【心屋仁之助 塾】

  • 2018.6.1
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旦那や息子がコレクションしているものが家にごちゃごちゃとあり、部屋が片づかない――。女性からよく聞かれる不満ですよね。とはいえ、旦那や息子側の意思を無下にしてしまうと、家族の関係が悪化することも。

コレクター癖のある男性の心理状態を分析し、うまく付き合っていくには、どうすればいいか。心屋認定講師のおむらちもさんが、その原因と解決策をお伝えします。

© JackF - stock.adobe.com

■ 男性が収集するのは、根深い習性

コレクター癖は、一般的に女性より男性に多く見られます。実は男性のコレクター癖は、原始時代からの習性である…とも言われています。

原始時代、男性は狩りに出て獲物を獲ることが重要な役割でした。生きるために、多くの獲物を獲ることはとても価値のあることだったと考えられます。加えて、より多くの子孫を残すために、周囲に「たくさん獲物を獲っている!」と自分の狩猟能力を誇示する行為も、必要なことだったのかもしれません。

そうした大昔からの習性が、現代の男性の脳にも残っていると考えられています。個人差はありますが、男性にとって何かをコレクションすることは、私たち女性が想像するよりも、はるかに満足度が大きく、本能を満たす行為だと推測できます。

■ 理解できない収集も尊重してあげることで、家族のコミュニケーションがうまくいく

男性にとって大事なコレクションでとしても、女性の私たちにとってはなかなか理解しがたいこともありますよね。

特に実用的な物を好む女性にとっては、実用性のない物を集めたり、実用性のある物でも使いきれないほどの量を集めたり…といった行為には眉をひそめたくなるかもしれません。

そういうときは、男性が”理解しがたい不思議な生き物”に見えてしまうこともあるでしょうが、自分の趣味や価値観と違うからといって、コレクションを無下に扱うのは考えものです。

こちらがどんなに理解できなくても、相手にとっては「大切」だと感じている物。ぞんざいに扱ってしまえば、相手は「自分自身が大切に扱われていない」と理解してしまいます。

そして、そういったことが続くと、不満を溜め込み、「こちらが大切にしていること」を大切にしてくれなくなる可能性もあります。相手のコレクションが理解できなくても、まずは尊重してあげることが大切です。

■ 男性の収集欲を満たしながら、片づいた部屋を実現するには

とはいえ、家中にコレクションが散らかっていたら、イライラしてしまいますよね。男性のコレクター癖を尊重しながら、心地よく暮らすにはどうしたらいいか。そのヒントをお伝えします。

先述したように、男性にとって「収集」は本能を満たす行為。ですので、そのコレクションを「誇示」させてあげる工夫をするのが有効です。

まずは、家の中にバラバラにあるコレクションを集め、「ギュッと集めて魅せる空間」を作る。できれば「飾って眺められるような空間」を設けてみてください。

この際、家族がいつもくつろぐ場所や、お客さんを通す場所から見えにくいスペースを選ぶのがおすすめです。個室や寝室などが最適ですが、どうしてもリビングに設けるしかない場合は、できるだけ目立ちにくい壁面やスペースを選びましょう。

大きなスペースを確保できない方も少なくないと思いますが、壁面に浅い棚を数段付けるだけでも良いコレクションスペースになりますので、ぜひできる範囲で考えてみてください。

こうしたスペースを設けると、男性にとっては、自分のコレクションを眺められて誇らしい気持ちになれるだけでなく、自分自身が大切にされていると感じられます。一方、女性にとっては普段目につきにくい場所に収まっていることで、イライラを軽減させることができます。

違いがあるからこそ、男と女が存在している。理解しにくい違いともうまく付き合って、少しでも快適に過ごしていきましょう。

・このカウンセラーのブログ
http://ameblo.jp/timoshin/

(編集/外山ゆひら)

(おむらちも)

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