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俳優・北村匠海は撮りやすい? プロが無言でもいいワケ

  • 2018.5.26
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俳優・北村匠海は撮りやすい? プロが無言でもいいワケ

まもなく公開の映画『OVER DRIVE』では自動車競技・ラリーのドライバー役を演じている北村匠海さん。劇中でも印象的なのは、ヘルメットのシールドから覗く、吸い込まれそうなほどに大きな瞳。

注目俳優・北村匠海さんとカメラマン・草野庸子さんの出会いが生んだときめきの瞬間。

草野:写真を撮っている時も、本当に瞳がきれいだなって。
北村:本当ですか? 昔はコンプレックスに感じる時もあって…。写真を撮られてる時は演技はしません。やりたいようにやるというか、あくまで自然体です。そのカメラの機種だったら、こんなふうに写るかなって想像してみたり。
草野:北村さんも写真を撮ってるんですよね。だからだと思うんですけど、“今いいな”と思うポイントでちゃんとカメラを見てくれるので、すごくやりやすくて。
北村:写真を始めてから、撮られる側に立った時、“今こういうの求めてるのかな”ってことがわかるようになりました(笑)。
草野:木陰で撮った写真なんか、まさにそう。

北村:あれは、あそこだけに木漏れ日がパーンと差していて、すごくきれいでしたよね。
草野:何も言わなくてもこちらの意図を汲んで、自ら座ってくれて。
北村:しゃがんだら葉っぱがいい感じに顔にかかるかなと。僕がカメラマンだったら、その画を撮りたいかもって思ったんです。
草野:私は被写体の視線の動きについていって無言で撮るタイプなので、「どうしましょう?」ってなる方もいるんですが、北村さんは喋らずとも疎通がスムーズ!
北村:僕も撮る側の時は、被写体に「やりたいようにやってください」って言うことが多いんです。
草野:撮る側と撮られる側、そのタイミングがカチッてハマると、やっぱり写真って面白い! ってなりませんか?(笑)
北村:わかります(笑)。しかも今日、草野さんが使っていたフィルムカメラ、僕も持っていて。
草野:これ、いいですよね。
北村:僕もフィルムのほうが好きなので仕上がりが余計楽しみです。

きたむら・たくみ 1997年11月3日生まれ。東京都出身。俳優、音楽ユニット「DISH//」リーダー。出演映画『OVER DRIVE』は6月1日、『春待つ僕ら』は今冬公開予定。
ジャケット¥42,000 パンツ¥29,000(共にコノロジカ/HEMT PR TEL:03・6721・0882) その他はスタイリスト私物
くさの・ようこ 1993年生まれ。桑沢デザイン研究所卒。「第37回写真新世紀」で佐内正史氏選出による優秀賞を受賞。写真集『EVERYTHING IS TEMPORARY』が発売中。
※『anan』2018年5月30日号より。スタイリスト・鴇田晋哉 ヘア&メイク・佐鳥麻子 取材、文・菅野綾子
(by anan編集部)

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