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濡れた髪の毛をこするのはNG!? トラブルの原因“空洞化”を防ぐ正しい髪のお手入れ方法

  • 2018.5.24
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髪の“空洞化”がトラブルの原因に

4月18日放送の「ガッテン!」では、髪の“空洞化”が髪のぱさつきやツヤの減少、うねり、切れ毛といったトラブルにつながることが紹介されました。“空洞化”は髪の内部にある「コルテックス」「メデュラ」という物質がもれだした状態を指し、間違った髪のお手入れが原因です。

空洞化を防ぐためには「もれた髪をこすらないこと」がポイント。髪を守るキューティクルは水に濡れると柔らかくなるため、こするとキューティクルが剥がれ落ちてしまうのだそう。番組では巨大な模型を使ってその様子を実演したのですが、出演者からは「いや、こわい!」「こんなもの見たら、もう(髪を)こすれない!!」と悲鳴が続出。

視聴者からも「うわうわうわ、怖すぎる!!」「こすり洗いしちゃってる… 私の髪の毛も絶対空洞化してるじゃん」「こすり洗いしちゃだめって初めて知った! ショックすぎ」といった声が上がっていました。

空洞化させないための正しい髪の洗い方

そこで番組では、正しい髪の毛の洗い方を紹介しています。まず重要なのはシャンプーをつける前に地肌と髪を十分にお湯で濡らす“予洗い”。日用品メーカー研究所の上席主任研究員・長瀬忍さんは、予洗いをしっかりすればムースやワックスなどのヘアケア製品も落ちやすくなると明かしています。

シャンプーは地肌で直接泡立てるようにするのがポイント。大量の泡がクッション代わりになり、髪同士がこすれるのを防いでくれます。毛先は指で泡を通すだけで十分きれいになるので、髪同士をこすり合わせないようにしましょう。

また髪の毛をふく際も、ゴシゴシこすると空洞化の原因になるので要注意。髪をタオルで押さえるだけでOKです。ドライヤーをかけるときには、地肌に直接温風を当てた後、毛先まできちんと乾かしてください。地肌から完全に湿り気がなくなったら、髪の毛が乾いた状態です。

また、長瀬さんは一度空洞化した髪の毛は元に戻らないともコメント。新たに生えてきた髪の毛は空洞化していないので、完全に入れかわるまでお手入れを続けることが大切ですよ。

傷んだ髪でもきれいに見せるドライヤー方法

番組ではヘアデザイナーの田中勇輝さんが、空洞化した髪をきれいに見せる方法も伝授。まず髪全体を地肌から温風で乾かしていきます。次に温風を当てながら、うねったりまとまりのない部分を手ぐしや目の粗いくしで優しく伸ばしましょう。ここですかさず冷風に切り替え。温風を当てたのと同じ場所に冷風を当てていきます。これを1か所につき2セット行うことで、まっすぐな髪の毛に。

正しいお手入れを続けることで、徐々に空洞化した髪の毛も入れ替わり健康な髪を取り戻せるはず。毎日きちんと積み重ねて、きれいな髪を手に入れましょう。

 

文/プティ・キョーコ

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