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医師「自然妊娠は不可能だよ」信じて不妊治療を続けた私。4度の化学流産に絶望…その後、衝撃の展開に

  • 2025.7.3

娘を顕微授精で妊娠・出産後、2歳差で子どもが欲しいと思っていた私。顕微授精は生理が来ないと治療を進められないと言われ、とても悩みましたが、どうしても2人目が欲しかったので、娘が生後10カ月のときに断乳をすることにしました。2人目もきっとすぐに授かれるだろうと思っていたのですが……。

2人目もすぐに妊娠できるだろう

娘は1回の顕微授精で出産したので、2人目もすぐに授かれるだろうと思い、2歳差になるように治療を進めていった私たち夫婦。娘の断乳をしてから2カ月後、無事に生理がきて、移植ができる可能性が高くなりました。

私はホルモン補充療法(※)をおこなっていたので、指示通りに通院し、家で薬を服用。無事に移植が終わり、判定日が来ました。

久々の判定日は2人目ができたら何をしようかとワクワクしていましたが、結果は陰性。

予想もしていなかった結果に、とてもショックを受けました。

その後は、また採卵から始めないといけません。次の生理が始まったら3日以内に病院で内診し、問題なければ毎日薬を飲んだり自己注射をしたりして、指定された日に病院へ行きます。そこで具体的に採卵の日程を決め、採卵をするという流れです。

日程調整が本当に大変で、内診や注射も痛くて、またあれをするのかと思うとゾッとしました。しかし進むしかないので、夫に結果を報告し、次の治療をスタートしました。

※ホルモン補充療法:不足している卵胞ホルモン(エストロゲン)を錠剤・塗り薬・貼り薬などによって補う治療法

4度の化学流産…妊娠は本当に奇跡

採卵のための治療を再開。仕事をしているので通院が大変でしたが、何とか続けることができました。無事に採卵が終了し、得られた受精卵は4つ。そんなにできると思っていなかったのでとてもうれしく、さらに評価も良いので、次は大丈夫だろうと思っていました。

しかし、4回の移植はすべて化学流産という結果に。子宮内膜炎という結果が出ていたのですが、「治療をしても意味がないから」と言って、そのまま移植を続けた医師に疑問を持ち、転院を考えました。

そして、不妊治療で有名な病院で検査を受け、転院の準備を始めた私。治療費は高いけれど、成功率が高いということで、ここにしようと決めた矢先、まさかの自然妊娠! 転院先の先生に報告すると、とても喜んでくださいました。

無事に息子が生まれて、今は1歳3カ月になりました。最初の病院の先生に「絶対に自然妊娠は無理」と言われ、まさか自然妊娠できるとは思っていなかったので、とてもビックリでした。2人目妊娠のために娘の断乳をしたことだけが少し心残りですが、2人の子に恵まれて、とても幸せです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:よこやなお/30代女性・ライター。保育園年中の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。教育関係で働いていた経験を生かして、子育てのジャンルを中心にライターとして活動中。

イラスト:ななぎ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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