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大人が意外と知らない数学「1ha=□m2」→空白に入る数字は?

  • 2025.6.21
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「面積」は、算数の問題だけでなく、日常生活でもよく登場します。たとえば部屋の広さや土地の広さを表すときに、面積の単位を使いますよね。

しかし、「部屋の面積」と「土地の面積」では、使われる単位が異なります。それぞれの広さに適した単位を選ぶ必要があるためです。

そこで今回は、「面積の単位変換」について学んでいきましょう。

面積の単位

面積の単位は、広さの大きさに応じて使い分ける必要があります。

また、それぞれの単位の関係をきちんと理解していないと、面積どうしの比較ができません。

今回取り上げる面積の単位は、次のとおりです。

cm2(平方センチメートル)
m2(平方メートル)
km2(平方キロメートル)
a(アール)
ha(ヘクタール)

※当メディアでは、「平方cmメートル」のような単位を「cm2」と表記します。

それでは、例題を解きながら単位変換の方法を確認していきましょう。

問題1

1aは何m2ですか?また、1haは何m2ですか?

たとえ覚えていなくても、「1m2」と「1km2」の間を埋める単位だということが分かっていれば、考えやすくなります。

答えは
1a=100m2
1ha=10,000m2
です。

1m2は「1m×1m」の正方形、1km2は「1,000m×1,000m」の正方形です。

その間を埋めるのが、

  • 10m×10m=100m2(アール)
  • 100m×100m=10,000m2(ヘクタール)

となります。

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1辺の長さが10倍になるごとに、面積は100倍になるという関係性がありますね。

このように、面積の単位には明確な規則性があります。それを理解しておけば、暗記しなくても変換はスムーズにできるようになります。

まとめ

「長さの単位変換」と「面積の単位変換」は別物だという点に注意しましょう。

正方形の面積が「1辺×1辺」で求められるという基本を理解していれば、単位変換も迷わずできます。

そして、各単位の間にある規則性を知っておけば、計算を間違えることもなくなりますね。

※当メディアでご紹介する数学の内容には、複数の解法が存在する場合があります。ここでは一例としてご紹介していますので、ご了承ください。



文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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