1. トップ
  2. クイズ
  3. 大人が意外と解けない算数「(1/5)−(1/6)」→計算できる?

大人が意外と解けない算数「(1/5)−(1/6)」→計算できる?

  • 2025.6.20
undefined

分数の計算が苦手という方は少なくないはずです。

今回は、分母の異なる分数の引き算に挑戦し、正しい理解ができているか確認してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(1/5)−(1/6)

分母が異なるので、通分をして、分母を揃えましょう。

解説

今回の問題の答えは「1/30」です。

計算は次のようになります。

(1/5)−(1/6)
=(6/30)−(5/30)
=1/30

どのように考えるのか、詳しく解説をします。

分数の引き算では、分母が異なる分数どうしの場合、そのままでは足し算や引き算をすることができません。

そこで、通分をして分母をそろえます。

通分では、基本的に分母の最小公倍数に揃えるようにします。

5と6の最小公倍数:30

互いの分母を最小公倍数である30にするため、以下のように、分母に掛けた数と同じ数を分子にも掛けます。

1/5=6/30 (←分母・分子を6倍)
1/6=5/30 (←分母・分子を5倍)

最後にこれらを引き算すると
(6/30)−(5/30)
=1/30
となり、答えは「1/30」です。

ちなみに、今回の計算「(1/5)−(1/6)」は、分母の差が1で、分子が共に1となっています。
このような分数の差は、分母がそれぞれの積(掛け算)、分子は1になります。

分数の計算方法を正しく理解していれば、簡単に計算が可能ですね。

まとめ

分数の足し算や引き算は、通分をしなければ計算することができません。

ぜひ、他の記事では、同様の問題を紹介しています。ぜひ挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」