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どうやって計算するか覚えてる?「240÷0.4+120」→正しく計算できる?

  • 2025.6.4
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小学校で学習した計算問題を正しく解くことができますか。大人になるとスマホの電卓機能を使って計算をすることが多くなるため、計算方法を忘れている方も少なくありません。

この記事の問題に挑戦し、正しく理解できているか確認をしましょう。

問題

次の計算をしなさい。
240÷0.4+120

小数の計算が含まれていますが、正しく答えを出すことはできるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「720」です。

途中の計算式は次のようになります。

  240÷0.4+120
=600+120
=720

計算のポイントを順に解説していきます。

計算の順序

四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算の順序は、次のとおりです。

(1) 掛け算・割り算の計算
(2) 足し算・引き算の計算

つまり、今回の問題では、割り算の部分「240÷0.4」を優先して計算しなければいけません。

小数の割り算の計算

まずは「240÷0.4」を考えます。

小数の割り算では、次の性質を利用します。

割る数と割られる数に同じ数をかけても、計算結果は変わらない。

つまり「240÷0.4」の計算は、割る数・割られる数をそれぞれ10倍した「2400÷4」と同じになります。

  240÷0.4
=2400÷4
=600

足し算

元の計算は「600+120」となりました。これは簡単に計算できますね。

600+120=720

したがって答えは「720」です。

まとめ

小数を含んだ計算では「小数点をどのように扱うか」がポイントであり、間違えやすい点になります。

忘れていた方は、ぜひ復習してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


もう一問挑戦!

小数点の位置に気を付けて!「1.1+6.3÷0.7」→正しく計算できる?
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