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どうやって計算するか覚えてる?「0÷11÷111」→5秒でチャレンジ

  • 2025.5.28
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学生時代は宿題とテストで様々な計算問題をこなしてきたという人でも、大人になってから計算の機会が減ってしまうことは少なくありません。

計算から遠のいてしまうと、ちょっとした問題でも難しく感じてしまうかもしれませんね。

今回の問題、実は比較的簡単なのですが、あなたは正しく計算できるでしょうか。

問題

次の計算をしなさい。
0÷11÷111

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「0」です。

問題を見て「11÷111なんて、めんどくさいなあ」と思いませんでしたか?

その部分に集中してしまうと、問題が複雑に見えてしまうでしょう。

次の「ポイント」で、本当に注目すべき部分はどこだったのか、見てみましょう。

ポイント

この問題では、「割られる数が0であること」に注目するのがポイントです。

0÷11÷111

割られる数が0であれば、その割り算の答えはほとんどの場合0になります。割る数が11や111のような複雑な数でも、答え0が変わることはありません。

順番に計算してくと、次のようになります。

  0÷11÷111  ←最初に0÷11(割られる数が0)
=0÷111  ←次に0÷111(割られる数が0)
=0

割られる数が0だと答えが0になる理由は、割り算の意味を考えると分かります。

例えば、100円を5人で分けるとき、一人当たりがもらえるお金は100÷5で計算できます。では、0円を分ける場合はどうでしょうか? たとえ何人で分けたとしても元が何もないのですから、一人当たりがもらえるお金も0円ですね。

【おまけ】割られる数が0であっても答えが0ではないとき

ただし、割られる数が0であっても、次の式の答えは0にはなりません。

0÷0

0で割る割り算の答えは一つに定まりません。そのため、÷0が入っている式は、算数や数学の世界では「定義されていない計算」となります。

これを踏まえると「割られる数が0の場合、(割る数が0でなければ)答えは0」ということになります。

まとめ

今回の問題では、割られる数の0に注目することがポイントになりました。

割る数がどれだけ複雑であっても、割られる数が0ということに気が付けたら、答えは0だとすぐに計算できるのです(ただし、÷0の場合を除きます)。

0に注目すると、計算が簡単になることは多くあります。ぜひ、計算を始める前に、式の中に0がないかを探してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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