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どうやって計算するか覚えてる?「230÷5÷2」→5秒でチャレンジ

  • 2025.4.2
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計算問題の中でも、割り算が苦手という人は多いのではないでしょうか。まず割り切れるかどうかが分からないですし、筆算の手順も面倒ですよね。

しかし、問題によっては割と簡単に答えが出てしまう割り算もあります。今回の問題にチャレンジしてみましょう!

問題

次の計算を暗算でしなさい。
230÷5÷2

※制限時間は5です。

解答

正解は、「23」です。

この問題を5秒以内に計算するコツは、次の「ポイント」で解説しています。

ぜひ、ご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、「二つの割り算をまとめてすること」です。

「230÷5=46」「46÷2=23」と順番に計算しても、もちろん問題ありません。ただ、今回は制限時間が5秒と短いため、できるだけ計算のステップを少なくして、簡単に答えを出したいところです。

そこで、「÷5」と「÷2」を同時に計算できないか考えます。

実は、「÷5」をしてから「÷2」をするのは、「÷10」をすることと同じなのです。

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どうしてそうなるのかは、割り算を分数に直して考えると分かります。

「÷5=÷5/1」「÷2=÷2/1」として計算してみましょう。

  230÷5÷2
=230÷5/1÷2/1
=230×1/5×1/2 分数の割り算では割る数を逆数(分子と分母を入れ替えた数)にして掛ける
=230×(1×1)/(5×2)
=230×1/10
=230÷10

「230×1/10」は10/1の逆数を掛けていると考えれば、「230÷10」と同じですね。

さて、「÷10」を計算する場合、割られる数の末尾が0であれば、この0を消すだけなのでとても簡単です。

  230÷10
=23

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回の問題、いかがだったでしょうか。

割り算を何度もするときは、まとめて割り算すると簡単に計算できることがあります。今回は「÷5」と「÷2」をまとめて「÷10」としたことで、計算が楽になりました。

他にもさまざまな計算問題を用意していますので、ぜひ引き続きチャレンジしてみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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