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あなたは引っかからない?「2001×0+398−398」→5秒でチャレンジ

  • 2025.3.9
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今回は、時間制限付きの計算問題にチャレンジしてみましょう。制限時間は5秒と短いですが、冷静に式を見ればすぐに答えが分かるはずです。

さて、あなたは正解できるでしょうか?

問題

次の計算をしなさい。
2001×0+398−398

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「0」です。

短い制限時間で慌ててしまったという人は、落ち着いて、もう一度式を見直してみてください。

次項では、この問題を楽に計算するための「ポイント」を解説していきます。

ポイント

この問題のポイントは、「×0」にあります。

掛け算の中に0が登場すると、その掛け算の答えは0になります。これは、0が掛ける数でも掛けられる数でも同じです。

0×■=0
■×0=0

※■は任意の数

よって、この問題冒頭の「2001×0」の答えも0です。

  2001×0+398−398
=0+398−398
=398−398

残りの引き算ですが、同じ数から同じ数を引いているだけなので、こちらの答えも0ですね。

  398−398
=0

式に登場する数が大きいため一見難しそうですが、実はとても簡単に答えが出せる問題でしたね。

掛け算の中に0が登場すると、答えが0になる理由

掛け算の中に0が登場すると、その掛け算の答えが0になるのはなぜなのでしょうか。

これは具体的な場面で考えるとすぐわかります。今回は買い物のシーンで例えてみましょう。

まず、掛けられる数が0の場合です。0円の商品の場合は、何個カートに入れてもレジでお金を請求されることはありませんよね。よって、0円×■個=0円が成り立ちます。

次に商品をまったく買わずに、店を出る場合を考えましょう。このとき、店にどんな値段の商品が置いてあったとしても、買ったのは0個なのだからやはりお金を請求されることはありません。よって■円×0個=0円が成り立ちます。

たとえ■に入る数が1億のような大きな数であっても、この等式は変わりませんよ。

まとめ

今回の問題では、「×0」に注目できるかがポイントになりました。

掛け算の中に0が出てきたら、ラッキーだと思いましょう。掛け算の中にどれだけ大きな数が含まれていようとも、「×0」(あるいは「0×」)によって掛け算の答えは0になります。面倒な計算をしなくて済むので、とても楽ですよ。

他の制限時間付き問題にも挑戦して、どこに注目すれば速く計算できるか、ぜひ考えてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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