小数を含む計算では、小数点の位置を間違えるミスがよく起こります。
今回は「小数の四則演算」に挑戦し、正しく理解できているか確認してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
5.4÷0.9+4
小数の割り算をどのようにするかという点に注意して計算をしましょう。
解説
今回の問題の答えは「10」です。
途中の計算は次のようになります。
5.4÷0.9+4
=6+4
=10
どのように計算をしたのか、詳しく解説をしていきます。
まずはじめに計算するのは「5.4÷0.9」の割り算です。
小数を含んだ割り算では、次のような性質を利用して計算します。
割る数・割られる数に同じ数を掛けても、計算結果は変わらない
今回の問題では、割る数・割られる数のそれぞれに10を掛けましょう。
10を掛けることで、小数を消して計算することができます。
つまり、次のように計算が可能になります。
5.4÷0.9
=54÷9
=6
「5.4÷0.9=0.6」とするのは間違いです。小数点の位置を間違えないように注意しましょう。
さて、割り算を計算したことによって、元の式は「6+4」となりました。
よって、6+4=10となり、答えは「10」です。
まとめ
小数同士の割り算でも、小数がなくなり、答えが整数になることがあります。
正しく計算をできたでしょうか。計算問題を久しぶりに解くと頭の体操にもなります。間違えた方はぜひ復習をしてみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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