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大人が意外と暗算できない「801−188」→5秒で挑戦!

  • 2025.1.17
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三桁の数の引き算を暗算することはできますか? 繰り下がりがある場合は、頭の中で計算しようとすると混乱してしまう人もいるかもしれません。

しかし、やり方を少し変えるだけで、三桁の数の引き算でも暗算できることがありますよ。では、今回の問題、5秒以内に計算する方法を考えてみてください。

問題

次の計算を暗算でしなさい。
801−188

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「613」です。

どうやって計算すれば5秒以内に答えられるのか、思いついたでしょうか?

次のポイントで、暗算方法を確かめてみましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「引く数を切りのよい数に変換すること」です。

この問題で繰り下がりが発生するのは、引く数が188という切りの悪い数字だからです。そこで、188に近くて切りのよい200という数を代わりに引くことにします。

801−188
→801−200=601

801−200なら繰り下がりは発生せず、すぐに答えを出せますね。

ただし、「801−188」と「801−200」は全く違う式なので、答えも当然異なります。では、二つの式の答えはどのぐらい違うのでしょうか?

「801−200」は「801−188」よりも、200と188の差分の12多く数を引いています。
よって、「801−200」の答えに多く引いた分の12を足してやれば、その答えは「801−188」の答えと一致します。

では、ここまで説明した内容をもとに、具体的な計算をしてみましょう。

801−188
=801−200+(200−188)
=601+12
=613

こうして計算すれば、繰り下がりを回避できるため、引き算の暗算もしやすくなります。

まとめ

今回の問題では、繰り下がりのある引き算を暗算する方法をご紹介しました。

この暗算方法を一般化すると、次のようになります。

a−b
=a−b'+(b'−b)
※b'はbに近く切りのよい数

a−b'+(b'−b)のカッコを展開して計算すると、

a−b'+(b'−b)
=a−b'+b'−b
=a−b

−b'とb'が打ち消しあうので、もとの「a−b」の式に戻るのが分かりますね。

繰り下がりのある引き算が出てきたら、この暗算方法をぜひ試してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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