1. トップ
  2. 意外と解けない大人が多い?!「−6×(−6)×(−6)」→正しく計算できる?

意外と解けない大人が多い?!「−6×(−6)×(−6)」→正しく計算できる?

  • 2024.8.18
undefined

皆さんはマイナスを含んだ計算をスラスラ計算することができますか?

マイナスがついているだけで、答えの符号が分かりにくくなってしまいますよね。

しかし、中学生ならば簡単に計算できる問題ですので、大人の皆さんも計算できるようしっかり復習しておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−6×(−6)×(−6)

符号と数字のどちらともが正しくないといけません。

解説

この問題の答えは「−216」です。

今回は掛け算だけですので、比較的計算しやすい問題です。

答えの数は符号と数字という二つの要素で構成されているので、それぞれを丁寧に求めてみましょう。

まずは、符号からです。負の数を含む掛け算では、マイナスの個数に注目しましょう。

掛け算の答えの符号
・掛けられているマイナスが偶数個ならプラス
・掛けられているマイナスが奇数個ならマイナス
※0個(マイナスがない)のときは偶数個として扱う

今回は掛け合わせているマイナスが三個で奇数個なので、答えの符号はマイナスに決定します。

続いて、数の部分を求めていきます。

先ほど、符号は決定したので一旦、マイナスは無視して6×6×6を計算します。

左から順番に計算していくので、まずは6×6=36ですね。残りの36×6ですが、せっかくなので、筆算ではなく少し工夫して計算してみましょう。

36を30と6に分けてそれぞれに6を掛け、足し合わせます。つまり、

36×6
=(30+6)×6
=30×6+6×6
=180+36
=216

と計算すると、暗算でもやりやすそうですね。もちろん、筆算で計算しても同じ答えが出てきます。

これで符号部分と数字の部分を求めることができましたので、合わせて「−216」が答えになります。

まとめ

同じ数を掛け合わせる「累乗」の問題はよく出ますので、6×6×6=216は覚えておいてもいいかもしれません。

当メディアでは、他にもさまざまな計算問題を出題しています。ぜひ、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

undefined

「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


負の数の計算にもう一問挑戦!

大人が意外と解けない数学「−5×(−6)÷(−3)」→正しく計算できる?
大人が意外と解けない数学「−5×(−6)÷(−3)」→正しく計算できる?