1. トップ
  2. 大人が意外と間違えやすい算数「(0.24+1.99)+0.01 」←秒で計算できる?

大人が意外と間違えやすい算数「(0.24+1.99)+0.01 」←秒で計算できる?

  • 2024.8.25
undefined

手元には、いつも電卓や計算アプリがあるとは限りません。

学生のころに覚えた計算を楽にする工夫や数々の法則は、いざ暗算しなければならないときに重宝するものです。

計算の工夫が試される問題を計算してみるのは頭の体操にもなります。さっそく挑戦してみましょう。

問題

次の問題を計算してください。
(0.24+1.99)+0.01

制限時間は5秒です。

解答

正解は、「2.24」です。

解答するのに結構時間がかかってしまった、という人は真面目に()の中から計算をしようとしていませんでしたか?

今回の問題をすばやく解くには、ある法則による計算の工夫が欠かせません。

次の「ポイント」でこの法則を使った解答方法を解説していますので、ぜひご覧ください。

ポイント

この問題のポイントは、結合法則を使うことです。

結合法則とは、足し算のみの計算と掛け算のみの計算では、計算の順序を変えても答えが変わらないという法則です。

結合法則
(a+b)+c=a+(b+c) →a+bから計算しても、b+cから計算しても答えは同じ
(a×b)×c=a×(b×c) →a×bから計算しても、b×cから計算しても答えは同じ

足し算のみの計算と掛け算のみの計算では、この結合法則が使えます。

今回の問題は足し算のみですので、結合法則を使って計算の順番を変えてみましょう。

(0.24+1.99)+0.01
=0.24+(1.99+0.01)
=0.24+2
=2.24

0.24+1.99よりも、1.99+0.01を先に計算する方がずっと楽だったのではないでしょうか。

まとめ

今回は、結合法則を使った工夫で、計算が楽になる計算問題に挑戦しました。

「()の中から計算する」は確かに重要な計算ルールですが、ときには頭を柔らかくして、別の解き方ができないか考えてみることも大事です。

結合法則、そして分配法則は使いこなせるようになっておくと、計算の役に立つでしょう。

分配法則とは?と思った方は、ぜひこの法則を使った別の問題にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

undefined

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


結合法則の問題にもう一問挑戦!

大人が意外と間違えやすい算数「(297+27)+73」→秒で計算できる?
大人が意外と間違えやすい算数「(297+27)+73」→秒で計算できる?