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意外と間違える人が多いかも?!「1×1×0」→秒で解ける?

  • 2024.8.7
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大人が小学生の算数の問題に対して誤答してしまうのは意外とあるものです。

電卓やスマホだよりで計算をする機会があまりないのが原因かもしれませんね。

では、今回の算数の問題はどうでしょう。あなたは秒で計算できるでしょうか?

問題

次の計算をしてください。
1×1×0

制限時間は5秒です。

解答

正解は、「0」です。

シンプルな式の形に惑わされ、思わず1と答えてしまったという人はいないでしょうか?

次の「ポイント」にて、この問題で注目すべきところを確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、0の掛け算です。

掛け算の中に0が含まれている場合、他にどんな数字が登場したとしても答えは0になります。

これは、0が掛けられる数として使われていても、掛ける数として使われていても同じです。

0×■=0
▲×0=0

具体的な例で考えると、この式が正しいことは理解できるはずです。

例えば、クッキーの箱をイメージしてみてください。

箱の中にクッキーが一枚も入っていない(0個)の場合、箱が何個あっても、クッキーの合計枚数は0枚です。

箱の数を■とすると、0枚×■個=0枚になるのは理解できますよね。

また、箱詰めのクッキー商品が並べられていたとしても、あなたが持っている箱はない(0個)のだとしたら、箱に詰められているクッキーの枚数に関わらず手元にあるクッキーの数は0枚ですよね。

箱に入っているクッキーの数を▲枚とすると▲枚×0個=0個が成り立つのが分かります。

では、改めて今回の問題を見てみましょう。

1×1×0

冒頭の1×1の答えは1。しかし、そのあとの×0によって全体の答えは0になります。

1×1×0←まず1×1を計算する
=1×0←掛ける数が0
=0

まとめ

今回は、0を含む掛け算問題に挑戦しました。

掛け算の中に0が含まれていれば、その掛け算の答えは必ず0になります。

式をパッと見たときに、0の数字に気が付きさえすれば、すぐに答えが出せたはずです。

0を含む計算問題は他にもありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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