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自分が本当にやりたいことを明確にする“シンプリシティ”の手順3つ

  • 2015.3.9
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【女性からのご相談】

30代の主婦です。夫婦仲もよく、仕事もそれなりに充実していますがまだ何か物足りないような、幸せとは感じられないような漠然としたモヤモヤ感があります。どうすればいいでしょうか?

●A. 脳が自動的に幸せに向かう“シンプリシティ”を実践してみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

他人から見れば十分幸せな状態でも、自分の中で何かしら納得ができない、幸せを感じられないと本当に苦しいですよね。ご主人もいて、仕事も充実しているのに幸せを感じられない自分を贅沢だと責めてしまいませんでしょうか?

しかし、ご自分を責める必要はありません。この機会に自分を見つめなおしてみましょう。

●選択肢やチャンスが多すぎると何か欠けているような気分になる

小山竜央さんの著書『なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣』にこのような記述があります。

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『本当は必要がないものでも、メディアやネットにあおられると「自分も手に入れなければ」と思ってしまう。選択肢やチャンスがあまりにも多すぎて、いつも何かが欠けているような気分になってしまうのです』

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私もメディアやネットの影響を受けて、すぐ今現在足りないことにばかり目を向けてしまい、幸福感が下がったように思えることがよくあります。

●本当にやりたいことがわかる“シンプリシティ”

しかし、そんな幸福感を感じにくいときに“シンプリシティ”のワークがとても役に立ちます。シンプリシティについて、小山さんの著書ではこのように説明されています。

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『シンプリティ(※原文ママ)というのは、膨大なものごとのなかから「本当にやりたいこと」だけを残し、それ以外をすべて削いでいくことです』

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●シンプリシティ実践のワークの手順3つ

●(1)自分が漠然とやりたいと思っていることを紙に書きだす

世界旅行がしたい、あのクルマが欲しい、歌手になりたい、のんびりしたいなど、思いつくはしから全部書いてください。

●(2)そのリストに点数をつける

「テレビでいいといわれていたから」とかではなく、自分の心に素直にしたがって10点満点くらいで点数をつける。

●(3)上位ベスト3だけを残してあとはすべて捨ててしまう

点数の高かった3つだけを残し、あとは捨ててしまいましょう。

●やりたいことを点数化したときに気づくことがある

実際、私もやってみましたが、やりたいと思っていることを書き出すだけでなく点数化したときに驚いたことがあります。

やってみたいことの中に、習い事やセミナーがあったのですが、ノウハウとしてすぐに使えそうな習い事の点数が意外と低く、これを習っても仕事や生活に役立つわけではなさそうだということの点数が高かったのです。

点数化をせずに取り掛かれば、おそらく役に立つ方を優先させていたので、自分にとっての幸福感をないがしろにするところでした。

●絞り込むことでチャンスをつかみやすくなる

小山さんの著書には、このようにも書いてあります。

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『「やりたいこと」が明確な人のもとにはどんどん情報が集まり、チャンスをつかみやすくなるのです。ところがシンプリティ(※原文ママ)の精神に反し、あれもこれもと「やりたいこと」を多くもちすぎていると、脳のアンテナの精度が落ちて、表面的な情報しか集まらなくなってしまいます。そんな浅い情報をもとに行動を起こしても、成功する確率はかなり低い』

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ベスト3だけを残すということも大事だと感じました。やりたいことを3つに絞り込むことによって、自分が幸せに感じることを集中して考えるようになって、より幸福感が増し、やりたいことについていい情報も入ってくるようになりました。

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いかがでしたでしょうか?

このシンプリシティ、点数化と絞り込みが大きなポイントで、自分らしい幸せがはっきりします。ぜひお試しください。

【参考文献】

・『なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣』小山竜央・著

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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