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“新しいパパ”に距離を置く子どもとステップファミリーを築く心得

  • 2015.2.18
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【ママからのご相談】

5歳の男の子のママです。先月再婚したばかりですが、早速夫と子どもの関係について悩んでいます。というのも、私は長くシングルマザーだったので子どもは父親というものがどういうものか理解していません。 夫が子どもと遊ぼうとすると子どもがためらってしまう場面もしばしば……。いつかは慣れて遊ぶようになるのかもしれませんが、今から心配です。

●A. お子さんにとってパパの存在はいつか必要不可欠な存在となるでしょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのみいゆです。

新しい家族ができてうれしい反面、心配なこともたくさんありますよね。特に新しい夫と子どもの関係はステップファミリーにとっては一番気にかけるところです。

ご相談者のお子さんは初めての父親という存在にちょっと緊張しているのかもしれませんね。親子関係を築くにはとても長い時間がかかります。焦らないで見守っていきましょう。子どもに寄り添って接していくことによって、いつのまにか親子として楽しく遊ぶ姿を目にできる日がくるでしょう。

今回は私自身の体験などを含めて、再婚してパパができたときの子どもの変化についてご紹介します。

●新しいパパができたときの子ども気持ちとは?

パパの存在がどういうものか分からない子どもにとって、いつのまにか一緒に暮らすようになった男の人はちょっと怖いようです。はじめは“どこかのお兄ちゃん”と呼び遊んでいたかと思えば、そのうち“パパ”に変身してママと仲良しだったり、叱られたりするのです。

子どもの頭は大混乱。気持ちもついていかず、大人が思い描いていたような“親子の理想像”とは少し違う反応を子どもはすることでしょう。ですから最初はうまくいかなくて当たり前です。

子どもを親の歩幅に合わせようとすると、必ず子どもはつまずいて転んでしまいますので注意しましょう。

●子どもの変化は未知数?

そんな複雑な子どもの気持ちですが、いきなり好転することも良くあることです。天真爛漫な子どもはいつの間にかパパを必要としています。

私の娘もずっと夫との距離を保っていましたが、ある夏の花火大会の帰り道、「パパ大好き!」と言い放ったことがあります。今までしてもらったことがなかった肩車をしてもらったせいか、はたまたパパとママの間で手をつないで歩いたせいかどうかは分かりませんが、避けがちだったパパとの距離がこのとき急に縮まったのを覚えています。

それからは浮き沈みはあるものの、普通の親子に近づいてきたように感じます。

カナダでは父親が子育てに積極的に関与することを促すために支援プロジェクトを立ち上げています。父親と多く接した子どもは言葉の発達や社会性が身に付くようです。

今は焦らずにゆっくりと親子関係が築いていければ、血のつながりを超えて強い絆が生まれるでしょう。

【参考文献】

・『子どもの心のコーチング』菅原裕子・著

●ライター/みいゆ(ママライター)

商業高校卒業後、事務の仕事を経て妊娠を機に退職。理想の結婚生活は2年で破綻し離婚。シンママで生き抜く決意をするが、5年後に派遣先の職場で縁あって再婚。現在は2人の姉妹のママに。趣味は読書で自己啓発書を読み漁ったり、英語の勉強をしたり、興味のあることは一通りやってしまう「一匹狼」が性に合うズボラなママライター。

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