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8人中1人が患ってる!? プレママ必見の”妊娠糖尿病”ポイント4つ

  • 2015.2.16
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【ママからのご相談】

40歳、妊娠6か月です。定期検診で、妊娠糖尿病の疑いがあると言われ、検査をしました。糖尿病なんて初めてのことなので、どのように対処すれば良いかと心配しています。

●A. 妊婦の“8人に1人”が妊娠糖尿病に! “血糖”の管理が大事!!

ご相談をいただき、どうもありがとうございます。女性の働きスタイル研究家のアボカドチョコです。

妊娠糖尿病の検査(ブドウ糖負荷試験)で、甘~いソーダ水を飲むだけでもなんだかドキドキしますね。私も経験がありますが、検査でその甘さに参るだけでなく、「赤ちゃんは大丈夫だろうか?」という不安に苛まれました。

実は、平成22年9月に妊娠糖尿病の診断基準が変わってから、軽い症状の人も含まれるようになり、今や“妊婦さんの12%=8人に1人”は妊娠糖尿病と診断されるそうです。

さて、妊娠糖尿病というのは一体、どのような病気でしょうか?

●妊娠糖尿病についてのポイント4つ

●(1)妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病とは、明らかな糖尿病でなく、妊娠中にはじめて発見された、軽度の“糖代謝異常”。いわゆる“血糖値が高い”状態です。

●(2)どのような人が妊娠糖尿病になりやすい?

特に注意するのは、家族に肥満、糖尿病歴がある場合、高齢出産になる人、過去に巨大児を出産した経験がある人。

●(3)妊娠糖尿病による、ママと胎児への影響

日本産婦人科学会によれば、ママの血糖値が高く(高血糖)なると、ママは、

・高血圧(妊娠高血圧症候群)

・羊水量の異常

・難産

などになる可能性があります。胎児の場合、

・流産

・奇形

・巨大児

・心臓の肥大

・低血糖

・多血症

・電解質異常

・黄疸

・胎児死亡

などになる可能性があります。

●(4)“血糖”の管理には、やはり“食事療法”が大事

そこで、血糖値を抑えて妊娠糖尿病を治すために、“適度な運動”、“食事管理”、“規則正しい生活習慣への見直し”が必要です。特に、食事療法が大事で、それでも血糖値が目標に達しなければ薬事療法(インシュリン注射を打つ)を行います。

それでは、熊本医療センターの『食事のポイントについて』を参考に食事療法で注意する点を見ていきましょう。たとえば、

・食事は3回に分けて、時刻を決めて食べる

・バランスの良いメニューにする

・“鉄分”を多く含む食品を摂取。ほうれん草、切干大根、ひじき、小松菜、凍り豆腐など

・良質なタンパク質を取る。魚類、大豆製品、卵等がいい。肉の脂身は減らす

・塩分を減らす

・糖分や脂肪分の多いお菓子(クッキー、アイス、チョコレート、スナック菓子)は控える

・和食がいい。たとえば、焼き魚、酢の物、お浸しなど

・乳製品はしっかり取る(牛乳、ヨーグルト、チーズ)。カルシウム摂取はしっかりと

オススメは、1週間の食事内容をすべてノートに書き出すこと。ママによって、炭水化物が多い、肉ばかりなど、各々の特徴が浮き上がってくることでしょう。

●出産後は、糖尿病の検査を受けよう

産後6~12週間後に、ぶどう糖負荷試験(甘いソーダ水を飲む)を受けて、妊娠糖尿病が治っているかを確認しましょう。妊娠糖尿病を経験した人は、そうでない人に比べ、将来的に約7.43倍、糖尿病になりやすいそうです。私もドキっ! とします。

妊娠糖尿病は、これまでの生活習慣や食習慣を大きく見直す良い機会にもなります。きちんと対応すれば、ママも赤ちゃんも元気に育つそうですよ!

【参考リンク】

・妊娠糖尿病について | 国立病院機構 熊本医療センター(http://www.nho-kumamoto.jp/kusu-press/kusu-144-01.html)

●ライター/アボカドチョコ(女性の働きスタイル研究家)

外資系企業に勤務後、独立して10数年。「家庭と仕事を両立する生活」に憧れながらも、ずっと仕事ばかりの生活を続け、アラフォーで長男を出産。初めての育児にドタバタ、悩みもいっぱい。「女性が子育てしながら働き続けるって大変じゃない?」という新たな気付きで、子育て中の働き方を本気で考える毎日。今一番好きな言葉は「時短」。人との関わり合いと子どもと遊ぶこと以外は、あらゆる効率化を実験。「色彩心理/カラーセラピー」も勉強中で、「自分らしさ」を活かしながら生きていける人が増えるといいなと思っています。好きなものは、ロック、まったりカフェ、たまご。

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