SNSの虚構の人生、“リア充”アピールも行き過ぎるとキケンな領域に!!

今や現代人の生活に必須のSNS。とくに実名でのFacebookを公私ともに活用している人も多いことでしょう。自分の生活をリアルタイムでアップし、遠く離れた友だちとも共有するのは楽しいこと。外食先や旅行先での思い出も気軽に多くの人とシェアできるのも大きな利点です。ところで皆さんはそんなSNSをどの程度利用していますか? 数時間ごとにチェックするという人もいれば、数日おき、あるいは自分は他人のアップを閲覧するのみで自ら積極的には情報発信しないという人もいるでしょう。

3分の2の人が現実に多少の“脚色”してアップ

ところで最近問題視されているのがSNSでの投稿内容、多くの人がアクセスできるためついつい事実以上のことを書いたり、いわゆる“リア充”ぶりをアピールするような内容が増え、必ずしも現実の生活を反映したものではなくなっているといいます。海外の心理学者グループによる調査ではSNSユーザーのおよそ3分の2が、現実に多少の“脚色”をしているという結果が出ているほどです……と、そこまではまあ良しとしましょう。

でも、さらに一歩進んだ傾向が見られるというのです。それは現実を自分の都合のよいように“盛って” SNSに投稿し続けるうちに、それを事実として認識し、現実は記憶から葬り去ってしまう人が出てきているとか。よくウソをつき続けていると、やがて自分でもそれを本当のこととして思い込んでしまうという現象がありますが、それと非常によく似ているのかもしれません。

脚色し続けるとアイデンティティに大きな影響が?

まったくのウソではないにしろ、現実プラス3割増しくらいの内容で投稿、ほかのユーザーとコメントのやり取りをしているうちに、当初は罪悪感や情けなさを抱くことも……。しかしやがて脳内では記憶の“書き換え”が行われるようになり、投稿内容を現実だと信じ込むようになってしまうのです。

それがすすんでいくと、自分のリアルライフとSNS上のライフでは大きな差が生まれてくることに……。まるで自分がシナリオを描いた虚構の人生を歩んでいくような気分になっていきます。そんなキケンな傾向はやがて、“自分とは何者か”というアイデンティティにまで大きく影響を及ぼしていく可能性がある、と心理学者たちは危惧しています。

そもそも自分の生活に満足している人でも、SNSに投稿するとなるとどうしても“他人の視線”を意識します。そうなるとありのままの自分をそのまま晒すより、もっとよく見られたいという気持ちが出てくるのはある意味自然なことなのかもしれません。投稿内容を“盛っている”と自覚のあるうちはまだいいでしょう。でもいつかそれが日常的となり、投稿内容がそのまま自分の人生だと思い込むようになったらキケンだし、なんだか虚しいような気分になってきませんか? そうならないためにもあまりSNSにはまり込まないよう、そして友だちの投稿内容をすべて鵜呑みにして勝手に嫉妬したり、落ち込んだりしないようよくよく気をつけたいものです。

参考記事(海外サイト):Fibbing on Facebook can trick your memory: People start believing their own social media exagerations(http://www.dailymail.co.uk/health/article-2888454/Youngsters-airbrushing-reality-social-media-make-lives-interesting-suffer-paranoia-sadness-shame-fail-live-online-image.html)

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