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27歳、第一次結婚ラッシュだって焦らない 【心屋仁之助 塾】

  • 2015.2.10
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メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「結婚に焦りを感じ始めてしまった」というめぐみさん(27歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。

■めぐみさんのお悩み

このくらいの年齢の、独身女性にありがちだと思うのですが、将来への不安があります。私は子供のころからずっとなりたいと思っていた住宅設計の職業についています。なりたい職業がある、さらに希望通りの仕事につけている人なんて一握りだと思うのでとても恵まれていると思っています。担当したお客様家族に喜んでもらえることも嬉しく、そのためなら残業もそんなに苦ではありません。

一方で、自分は? と不安になります。お客様のために休日出勤もあり、平日休みの1人暮らしで出会いもなく、友人にもなかなか会えません。年齢的にも第一次? 結婚ラッシュで、友人をうらやましく思ってしまいます。かといって流行りの街コンに行くタイプでもないし…と思ったり、自分磨きにかける時間がない! と言い訳して努力しない弱い自分もいます。自分が育ててもらったように、家庭もいつかほしいと思っているのにこのまま私は毎日会社と家の往復で1人で生きていくことになるのかな? と考えて不安で仕方ありません。

■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより

おっしゃる通り、そのくらいの年齢以降の独身女性にありがちのお悩みですよね。ひとつ質問したいのですがめぐみさんはどうして「結婚したい」のでしょう? もしかして「結婚」というものをしたほうがよさそうだ。と、思っていませんか?

世間的に、親のために、周りを見渡してもやっぱりそろそろ結婚をしておいたほうがよさそうだ。結婚していないと一人前と認められない。結婚もできない女と見なされる。そんな風に思ってはいないでしょうか。

たしかに今の日本では一般的にそういう風潮があるかとは思います。でも、「結婚」が必要ない人っていると思うのです。結婚しない人生を選ぶ人がもっと増えたっていいのではないかと思うくらいです。

めぐみさんは今、ずっとやりたかった仕事についていて充実していることかと思います。では、どうして今、そのやりたい仕事ができているの? って聞いたらどうでしょう? もちろん、自分でそうなるために努力した部分もいっぱいあるとは思いますが「たまたま」いまそのやりたいことをさせてもらえているという感覚はありませんか?

めぐみさんが、結婚している友達をみて「いいなー」と思う感覚と。めぐみさんが、やりたいことができていない人から見られて「いいなー」と思われる感覚は同じなんです。

たまたま、流れに乗ってやりたいことをしている。たまたま、流れに乗って結婚をしている。その人に必要な流れが、その人のためにやってきているんです。

結婚の流れ、恋愛の流れが来ていない時に、なんとかして流れを引き込もうとするのは、川の流れを変えるくらい、エネルギーのいることだと思います。ですから、いったん「結婚」への執着を捨ててみるのも手ではないかなと思います。

その上で、めぐみさんにひとつアドバイスをするとしたら。自分磨きをする前に、街コンに行ってください。

そもそも「街コンに行くタイプ」ってなんでしょう? 「自分磨きをしてから」というのは「ヒトサマにお見せできる自分になってから」ということですよね。そんな風に思っていたら、いつまでたってもヒトサマにお見せできる時は来ませんよ。

今のままのめぐみさんで、仕事ができる真面目な女が街コンに行ったら、浮くのかもしれませんね。でも、たくさんの人の中に似たような人がひとり紛れ込んでも、だれにも見つけてもらえませんよ。逆に言うと、そこはめぐみさんの個性が際立つ場なのかもしれません。もしくは、めぐみさんが想定する通り、その場所は馴染むことができず居心地の悪い場所なのかも知れません。行ってみないと分かりません。

ですので、いまのそのままのめぐみさんの姿で。自分磨きをする前に街コンに行ってください。検討をお祈りしております。

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(こうさかあきこ)

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