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プロに聞いた!「敷金を返してもらう」ための4つの下準備

  • 2015.2.9
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もうすぐ引っ越しのシーズン。

新生活に向けて、新しい家を探したり、今住んでいる家を引き払ったりと、慌ただしくなりますよね。

しかし、そこでトラブルになりがちなのが敷金の返却。

何かとお金がかかる引っ越しだからこそ、旧居の敷金はできる限り多く返してもらいたい!

適正な敷金を返してもらうには、いくつかの点に気を配ることが大切。今回は、敷金をきちんと返してもらうためのポイントを、宅地建物取引主任者に教えてもらいました。

 

■1:退去時チェックの前に、「契約書」と「重要事項説明書」を読んでおく!

部屋を借りる前に、不動産会社の人に、書類を見ながら説明されたことを覚えていますか?

この書類が、「建物賃貸借契約書」と「重要事項説明書」。敷金の返還について書いてあります。不動産会社や管理会社の担当者が、部屋のチェックに来る前に、一度、目を通しておきましょう。

事前に確認しておけば、担当者が不審な発言をしたら「重要事項説明書にはこう書いてありますよね?」と突っ込めます。これで、相手はうかつなことが言えなくなります!

 

■2:感謝を込めて「大掃除」!

汚れたままの部屋は、担当者に悪い印象を与えます。そして「汚く使用した人間には、敷金を返さなくてもいいだろう」と考えるのです。

担当者も人間です。貸したものを、汚い状態で返されれば、気持ちのいいものではありません。

次に誰かに貸すことを考えれば、きれいに使ってもらいたいもの。きれいに掃除して「わたしはこの部屋を大切に使ってきました」と担当者の心情にうったえるのはとても重要です。

 

■3:「壁」や「床」の傷みをチェック!

次に、壁などの傷をチェック。それが、入居時に既にあったのか、自分が付けたのかをはっきりと伝えましょう。

入居したときからあった傷は、写真を撮り、証拠として残しておくのが1番いいのですが、とにかく「これは私がつけたものではない」とはっきりと主張することが大切(自分が作った壁の穴を「わたしではない」というのはダメですよ)。

担当者に、付け入る隙を与えない、堂々とした態度で臨みましょう。

 

■4:「経年劣化」を全額負担させようとする業者に要注意!

最後に、「経年劣化」について。

直射日光でクロスが変色した……などがその例。担当者からクロスの変色について「これは張り替えが必要ですねぇ」などと言われたら「それは経年劣化ですよね?」と言いましょう。

多くの場合、契約で、経年劣化の“借り主負担分”が決められています。最終的には、原状回復のために自分がいくら負担するのか、話し合いにより妥協点を見つけていきます。

警戒するべきなのは、経年劣化を回復させるための修繕費を、丸々“借り主”から取ろうとする業者。「それはおかしくないですか?」ときちんと説明を求めることが大切になります。

 

借りていた部屋をボロボロにしておいて、敷金を全額返してもらおうというのは難しい話。

今回ご紹介した内容は、きれいに使ってきた人が、悪い業者から敷金を守るために使うテクニックです。事前に勉強しておくことで、敷金の返還額が増える可能性は十分ありますよ!

 

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