下の子に嫉妬!? 言うことを聞かない子どもへの言葉掛けアイディア2つ

【ママからのご相談】

3歳の息子が言うことを聞かなくて困っています。生まれて間もない妹のおむつを替えていたり、授乳をさせていたりするといつも邪魔をしてくるんです。あまりにもしつこいので、「ダメ」「やめなさい」をついつい連発してしまう毎日です。私も疲れきってしまうのですが、娘の様子も心配です。息子に言うことを聞かせる何かいい方法はないでしょうか?

●A. 下のお子さんが生まれたときこそ、上の子を大事にしたい!

ご相談ありがとうございます。家族を笑顔にする教師&6人の子育てパパ・荒川茂樹です。

上のお子さんは、妹さんが生まれるまではママやパパを独り占めしていましたね。大好きなママとお散歩に行ったり、遊んだり、大好きなパパに肩車してもらったりと、ママやパパは自分一人を見ていてくれる存在でした。

しかし、妹さんができたことで、その様子が一変してしまったのです。これは、息子さんにとっては、非常にショッキングな出来事なのです。「妹ができたことはうれしいけれど、ママやパパの目が妹の方に多くいってしまい、独り占めができなくなってしまうだけでなく、我慢をすることも増えてきてしまう」という状態なのです。

こんなときは、妹さんが寝ている時間にいっぱい甘えさせてあげてください。いっぱい抱きしめてあげてください。そして、「大好きだよ」って何度も言ってあげてください。

まずは、この繰り返しを意識して続けていくことが重要です。それが、自分は大事にされているというお子さんの安心感にもつながっていくのです。

まだまだ甘えたい年齢です。ちょっぴり大目に見てあげること、そして次のいくつかの言葉掛けを意識していくことで、少しずつお子さんが変わっていきますよ。

●子どもへの言葉掛け工夫ポイント2つ

●(1)“叱るとき”の言葉掛けを工夫しましょう!

ご相談者様の方の上のお子さんを叱る言葉は、「ダメ」「やめなさい」とあります。これって、ごく一般的にママたちから出ている言葉です。そういうときのママの言い方や顔は、きっと鬼のように恐くなっていますよ。

では、お子さんがなぜそういうことを繰り返し行うのか考えたことがありますか? 怒られても同じ行動をする子どもには、その裏に必ず大きな理由があります。そう、お子さんはママにかまって欲しいのです。自分のことを見て欲しいのです。

まずは、そこをきちんと受け止めてあげてください。そして、妹さんに対しておっぱいをあげたり、おむつを交換したりする前に、いっぱいハグしてから始めるといいですね。

「ママのこと大好きでいてくれてうれしいな」

「ママのおっぱい大好きなんだよね。○○もずっと飲んでいたんだよ」

「○○がおむつ替えるときも、いつもこうやっていたんだよ」

などと言いながら、ハグすればきっと満面の笑顔になるでしょうね。

あとは、「ダメ」「やめなさい」は、上から目線の禁止用語です。お子さんも一人の人間として見たときに、対等な立場で理解し、言葉掛けができるといいですね。

●(2)褒める言葉は、より具体的に!

子どもって、大好きなママから褒められたらうれしいものです。もしかすると、一生心に残るものが小さな時期にできるかもしれません。でも、その褒め方が単調だったり、マンネリ化してしまったりではせっかくの効果も半減してしまいます。

褒めるときの言葉にママがよく使う言葉は、

「すごいね」「えらいね」「よく頑張ったね」「よくできたね」などの抽象的な言葉の数々。

いったい何がすごいのでしょうか? いったい何がえらいのでしょうか? いったい何をよく頑張ったのでしょうか? いったい何がよくできたのでしょうか?

そう、具体性が欠けています。褒め言葉に具体性が入ってくると、子どもは自分のことをよく見てくれているという安心感と親に対する信頼感が増していきます。そして何よりも、そのことをやったこと、できたことに対しての自信が持てるようになるのです。

いつもよりご飯を多く食べられたら、「昨日よりもたくさん食べられて、よくがんばったね(すごいね)」

片付けをがんばったら、「全部しまえてえらかったね」

など、子どもにもよくわかるような具体的な言葉掛けをぜひ心がけてくださいね。

●満面の笑顔で“大好き”そして“ハグ”!

継続する中で、お子さんに必ずや変化が生まれてきます。よき変化が見られたら、お子さんの“表情”や“行為”、“やさしさ”など、その変化を間髪いれずに褒めてあげてください。

そして、ぜひハグしながら言ってあげてください。

「○○ちゃん、大好き!」って。

大好きなママにそんなことされたら、息子さんは大喜びです。そして、「もっと頑張ろう」って思います。

ママの忍耐も必要ですが、その時期は、子育てのほんのわずかの間です。この時期の関わりを大切にしていくことで、のちのちのステキな親子関係につながっていきますよ。

【参考文献】

・『プレジデントBaby(ベイビー)2011年7/15号』プレジデント社

(ライタープロフィール)

荒川茂樹(プロ学習講師)/6人の子供(二男四女)の父。東京都公立小学校の教員として28年間勤務。子育てで悩む親、その中で生活する多くの子どもたちを目の当たりにしてきた。そこで、子どもを生き生き育てるには、親子を両面からケアするための教育が何よりも大切であるということを痛感する。その実現を目指し、小学校教員を退職。その後、(株)笑學舎を立ち上げる。以後、「ママをイキイキさせるパパの役割」「ママが輝くと家族は幸せ」「夫婦仲良くする秘訣」「産前産後の夫婦術」「ママと子どものワクワクコミュニケーション術」「あつあつ夫婦講座」「子育てにワクワクするママカフェ」等、夫婦を中心とした家族のより良いあり方を広めようと講演活動に力を入れている。また、子どもが楽しく学習する学びをめざし、プロ学習講師として、ご家庭のニーズに合った対応をしながら、子供の「できた」「わかった」だけでなく、一生役立つ学習法を指導している。

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