3歳児検診でチェック! 子どもの“弱視”の症状と原因4つ

【ママからのご相談】

先日3歳になった娘の3歳児検診に行ったところ、目の検査にひっかかってしまい精密検査を受けるように言われました。検査の結果は“弱視”という症状ということで、娘はまだ3歳なのに日常的に眼鏡をかける必要があるそうです。一体どういった症状なのか詳しいこともわからず、きちんと目が見えていないのかと思うとただただショックです。弱視とはどういった症状なのでしょうか。娘の目は、治るのでしょうか。

●A. 重篤なものでない限り、早期発見をすることで視力発達のための処置をとることができます。

こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。

お子さんの目の症状を、聞いたとき相当なショックだったと思います。わが子の体のことについてというのは、親は非常に気になりますよね。そもそも“弱視”とはどういった症状で、どうやって改善されるのか……そしてその改善の方法を探っていきましょう!

●弱視イコール病気ではなく、視機能発達の遅れのことです

日本小児眼科学会によると、生まれて間もない赤ちゃんのころの視力というのは0.01ほどしかないのに対して、3歳までには0.6から0.9、5歳になれば1.0以上と乳児期から幼児期にかけて一気に発達するといわれています。

そんな視力の発達する期間に、眼の病気やなんらかの異常、ケガなどによって“ものをくっきりと見る”ことが妨げられてしまった場合に視力の発達が遅れてしまうのです。“弱視”というのは、その視力の発達が遅れた状態のことを言うのであって、“病気”ということではないのでまずは安心しましょう。

●子どもの眼の異常は早期発見が大事!

先天的な眼科疾患の中で特に重篤なものでない限りは、早期発見することで早い段階から視力の発達のための処置をとることができるので、3歳児検診をきちんと受けて治療を始められるということは良いことであるといえます。

●弱視の原因4つ

弱視の原因はひとつではなく、全部で4種類に分けられます。

●(1)斜視弱視

片方の目の視線がずれてしまっていて視力が発達しないというもの。

●(2)不同視弱視

片目が乱視(物が乱れて見える)などの症状があるせいで、物をぼんやりしかみることができずに視力が発達できないという状態です。

●(3)屈折性弱視

両目に乱視などの症状があるために視力発達が妨げられているというもの。

●(4)形態覚遮断弱視

まぶたが垂れ下がって瞳孔をおおってしまっていたり、白内障で水晶体が濁るなどといった症状から引き起こされる弱視があります。

●弱視の具体的な治療法とは……?

形態覚遮断弱視の場合は、速やかに手術をして弱視の原因となっている白内障治療をしたり、まぶたの処置を行なったりしなければ取り返しのつかないことになってしまいます。

ですが、それ以外の弱視については“ものをしっかり見ること”で視力の発達が促進され視力が上がってきて改善できるのです。片目のみの弱視の場合は、弱視ではないほうの眼に眼帯やアイパッチを付けて隠し、弱視の眼のみで物を見ることによって治療します。

両目が弱視の場合は眼鏡によって視力を矯正し、“こんなに見えるんだ”と体に刷り込ませていくことが肝心だそうです。早期発見できたことにまずは安心しつつ、症状が改善されるように希望を捨てずに治療を続けていってくださいね。

【参考文献】

・『三歳児検診で弱視の早期発見を』日本小児眼科学会/三歳児検診検討会・監修

(ライタープロフィール)

どっふぃー(船舶料理士)/元海上保安庁職員。海のコックさんをしながら人命救助業務に従事していた変わり者。出産後、夫の転勤のため泣く泣く退職し、現在は一姫二太郎のママ。「人の役に立ちたい!」という気持ちは主婦になった今もブレず、現在はフリーライターとして多方面に記事を執筆中。“ためになる記事、役に立つ記事”を広く世に配信すべく、日々執筆活動をしています。

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