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母乳育児に影響が! 産後ママを悩ませる“乳腺炎”の知識3つ

  • 2015.2.2
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【ママからのご相談】

32歳、生後3か月の男の子のママです。ママ友が乳腺炎になったと聞きました。私自身母乳で育てているため、とても不安です。予防法や対処法などありましたら教えてください。

●A. マッサージと食事に気を付けて乳腺炎を予防しましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのうぇぶりんです。

私も長男を母乳で育てたときに乳腺炎になりかけたことがあります。乳房が熱を持ち、痛くてつらいものでした。しかし、乳腺炎は原因をしっかり理解し、予防法が分かれば、怖いものではありません。私の場合、子どもに一生懸命吸ってもらうことで解決しました。そんな経験を踏まえながら、ご相談にお答えします。

●乳腺炎についてのポイント3つ

●(1)乳腺炎ってどんな症状なのでしょう?

乳腺炎とは、授乳期に胸の出口付近にある乳管が詰まり、乳腺が腫れて痛みや熱を伴う症状を言います。乳管が詰まったために、お乳をうまく出すことができずに“うっ滞(うったい)”という状態を引き起こしてしまうのです。特に初めてのお産で乳管が狭い初産婦によく見られます。

その場合、お乳の出が悪くなり、赤ちゃんがぐずることでわかることもあります。そのままにしておくと、乳頭部分が化膿し、痛みも激しくなります。乳房の腫れもひどくなり、固いしこりのような状態になってしまいます。そうなると切開して膿を出さなければならない場合も出てきます。

乳腺炎と似たような症状に、“炎症性乳がん”という病気があります。症状がひどい場合は素人判断せず、医療機関に相談した方がいいでしょう。

●(2)乳腺炎の原因と予防法、発症したときの対処法は?

先ほども述べたように、乳腺炎とは何らかの原因で乳管が詰まってしまい、外に出せなかったお乳がたまってうっ滞状態になってしまう症状です。乳管が狭かったり、かすなどが詰まってしまうことなども原因の一つです。つまり、予防するには、できるだけ乳管が詰まらないようにすることが大切です。

赤ちゃんにお乳を飲ませた後は、余ったお乳を搾乳しておくことも予防法の1つとして効果が期待できます。

お乳が詰まらないように胸全体をマッサージすることもありますが、強くし過ぎるとかえって症状を悪化させてしまう場合もあるので注意が必要です。専門の医師や助産婦に相談し、正しいマッサージを行いましょう。

産後間もない時期は、赤ちゃんの吸う力も弱く、それがお乳を外に排出できない原因になることがありますが、週齢が進むことで解決します。積極的に吸わせるようにすることでお乳の出も良くなり乳管の詰まりを解消できます。痛みを伴う場合、炎症を抑えるため、細菌を防ぐ必要があります。乳頭部分はまめに清拭し、清潔に保ちましょう。

●(3)病院で処方されるお薬について

症状がひどい場合は、病院でお薬を処方してもらいます。

腫れや炎症の原因が黄色ブドウ球菌などの細菌である場合は有効な抗菌剤を処方されます。また、乳汁の分泌を抑える作用のある薬を処方される場合もあります。

症状により医療機関で処方されますので、自己判断で市販薬を使用することは、母乳育児への影響も考えて控えるべきでしょう。

【参考リンク】

・授乳中に、乳腺炎にならないようにするこつは? | 神崎外科クリニック(http://www.kanzaki-clinic.jp/advice2.html)

(ライタープロフィール)

うぇぶりん(児童英語講師)/旅行代理店にて、10年間、渡航手続き業務や国内及び海外旅行カウンターでの業務に従事。出産を機に退職した後は、司会の勉強をし、50組の結婚式や披露宴を担当しました。現在は自宅で児童英語教室を開いています。上の子も20歳になり、子育てもひと段落。子育てや仕事など、自分の経験を生かした記事をどんどん書いていきたいと思っています。

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