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親子で準備しよう! 小学校入学前にマスターしたい勉強法3つ

  • 2015.2.2
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【ママからのご相談】

一人娘がこの4月に小学校に入学します。「入学までにひらがなの読み書き、簡単なたし算や引き算などができているといいよ」と、お友だちのママ友から言われました。でも、うちの子は、まだまだできていないことがいっぱい。卒園まであと3か月しかないと思うと焦るばかり。入学させることが何だか心配です。入学するまでにこれだけはできるようになっていたほうがいい勉強を教えてください。

●A. 家庭を学びのワンダーランドにしましょう!

ご相談ありがとうございます。家族を笑顔にする教師&6人の子育てパパ、荒川茂樹です。

4月からピッカピカの1年生になる娘さんの笑顔が、今から楽しみですね。娘さんは、きっと小学校入学に大きな希望をもっていることでしょう。「そんな娘の笑顔が見られなかったらどうしよう」「娘が勉強についていけなかったらどうしよう」そんな不安や心配が親御さんにあるのはよくわかります。親って、いついかなるときも子どものことが気になってしまうものですから。

●子どもに、「学ぶことは楽しい」と教えましょう。

まず一番重要なことは、お子さんが、「学ぶことは楽しい」と思えるようにすることです。そのためにやることは、家中を学びの場にしてしまうことです。

壁やトイレに貼るポスター、お風呂場での遊び方、書棚にそろえる本、カルタやゲームでの遊び、ご飯やおやつ作りなど、ありとあらゆるものをお子さんの学びにしてしまうのです。つまり、“家庭=学びのワンダーランド”ですね。そして、親御さんもお子さんと一緒に学びを楽しむ! この環境や親御さんの良き関わりが、お子さんが、「学ぶことは楽しい」と思えるようになる大前提となります。

本来、学ぶことは楽しいことです。その心を今のうちに作っておくことがとても大切なことなのです。中でも私が大切だと思うことは、“遊び”と“読み聞かせ”です。そこに“読み書き”や“数”との関わりを意図的に盛り込むよう親御さんが工夫していくことで、お子さんはどんどん知識を吸収していくようになるのです。

さて、では具体的にどうやっていくのかを、いくつかの例を挙げて説明していきます。

●学びのワンダーランドづくりべスト3!

●(1)“言葉”“文字”“心”を育てる読み聞かせタイムを重要視しましょう!

“言葉に親しむこと”“想像を膨らませること”“文字を読むこと”“親とのコミュニケーション”など、読み聞かせには大きな意味があります。さまざまな種類の本や図鑑、親が読んだり、子どもが読んだり、一緒に読み進めたりなど、親御さんの時間が許す限り、読み聞かせをしたいものですね。

立石美津子さんの著書『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』には、親御さんがしてしまいがちな読み聞かせの際のNGが書かれています。

子どもが読み聞かせや日常生活の中で、言葉に親しみ、文字を読むことに興味を抱くようになると、自然に本を読んだり、書くことにも意欲を持ったりするようになってきます。その根底にある、子どもの“読みたい”“書きたい”その気持ちを大きく揺り動かすようにすることが、この読み聞かせにはあるのです。

そして、子どもとのステキな関わりの時間を共有できることもうれしいことですね。ぜひともこの読み聞かせタイムをたくさん作ってくださいね。

●(2)遊びを通して時間や数の感覚を身に付けましょう!

子どもは遊ぶことが大好きです。遊びを通して、いつの間にか多くのことを身につけることを見て、驚かれたことがあるかと思います。その“遊び”を“学び”とくっつけることで、たくさんの知識を身につけさせようとするのが、この遊びタイムの実践です。

今、世の中にはさまざまな“学び”のカルタがありますね。それを利用して遊んだり、お子さんの日常生活と時間を結びつけて親御さんが簡単なカルタを作っったりしてみるというのもいいですね。また、単に数を数えるのではなく、実際に物を数えたり、お金を数えたりするような場面を意図的に作っていくことで、数が頭の中の世界にあるものではなく、実生活に結びついた現実的なものになっていくのです。

学びは、実生活で生かして使われなければ意味はありません。ぜひ、お子さんと一緒に楽しみながら学ぶ時間を設定してくださいね。

●(3)何はなくとも“認め・褒める”にまさる学びなし!!

お子さんが間違ったり、わからなかったりすると、親御さんが注意したり、間違いをすぐに正したりします。しかし、楽しむことを第1の目的とするならば、まずはしっかりとお子さんの考えを受け止め、認めてあげましょう。そして、一生懸命考えたことを褒める!

この繰り返しが子どもの“楽しむ”気持ちを育てます。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

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子どもは、親から褒められること、笑顔が大好きです。そのステキな関わりがあれば、3か月後にはきっと学ぶことが大好きなお子さんに大変身しているはずです。学ぶことが好きになったら、必ずや入学してからも、そして学年が上がっていっても意欲的に学ぶ子でいられます。今は大変かもしれませんが、お子さんの輝く未来のために、この3か月間ぜひ頑張ってみてくださいね。

お子さんとのワクワクドキドキ・ワンダーランド大作戦を心から応援しています!!

【参考文献】

・『小学校入学準備―親の不安・心配に応えるポイント30』神田朋恵・著

(ライタープロフィール)

荒川茂樹(プロ学習講師)/6人の子供(二男四女)の父。東京都公立小学校の教員として28年間勤務。子育てで悩む親、その中で生活する多くの子どもたちを目の当たりにしてきた。そこで、子どもを生き生き育てるには、親子を両面からケアするための教育が何よりも大切であるということを痛感する。その実現を目指し、小学校教員を退職。その後、(株)笑學舎を立ち上げる。以後、「ママをイキイキさせるパパの役割」「ママが輝くと家族は幸せ」「夫婦仲良くする秘訣」「産前産後の夫婦術」「ママと子どものワクワクコミュニケーション術」「あつあつ夫婦講座」「子育てにワクワクするママカフェ」等、夫婦を中心とした家族のより良いあり方を広めようと講演活動に力を入れている。また、子どもが楽しく学習する学びをめざし、プロ学習講師として、ご家庭のニーズに合った対応をしながら、子供の「できた」「わかった」だけでなく、一生役立つ学習法を指導している。

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