1. トップ
  2. ファッション
  3. クレイグ・グリーン 夜の庭園でおこなわれたダークで幻想的なコレクション。

クレイグ・グリーン 夜の庭園でおこなわれたダークで幻想的なコレクション。

  • 2018.6.18
  • 1217 views


クレイグ・グリーン 夜の庭園でおこなわれたダークで幻想的なコレクション。
2018.06.18 12:40
フィレンツェで開催されたピッティ・イマージネ・ウオモのゲストデザイナーとしてコレクションを発表。

【全37カット】クレイグ・グリーン 2019年春夏メンズコレクションを全て見る。


ピッティ・イマージネ・ウオモのゲストデザイナーとして、フィレンツェのボーボリ庭園でショーをおこなったクレイグ・グリーン(CRAIG GREEN)。イメージソースになったのはあの世や天国といった人々が知らない世界、ということで儀式的かつ幻想的なコレクションを見せた。


暗くなった公園の木々の中から現れたのは、パステルカラーの貫頭衣シャツとパンツを着たモデル。首や胸にはオレンジ色の紐が垂れ下がり、背中に人の形をしたフレームを背負っているモデルもいてシュールだ。フレームは後光がさしたようなデザインのものもあり、後半には顔の前にもセット。事件現場で被害者の位置を描いたチョーク線のようでもあり、オーラや守護霊のようでもある。アイデアのヒントになったのは、歩いている女性に別の人物が重なってオーラのように見えた写真だという。


ゆったりとしたサテンのセットアップにはジャケットやエプロン、パンツなどのトロンプルイユ。トロンプルイユのパンツのうしろにたなびくオレンジやブルー、ピンクの布地も後光のように見える。


バンド状のカラーパターンをジオメトリックに組み合わせたニットポロやパンツは、ナイキ(NIKE)とのコラボによるカプセルコレクション。フライニットというスニーカー用の素材を使用した。スニーカーももちろんナイキ(NIKE)だ。


ラストのシリーズは鮮やかな花柄や宗教画のプリント。3種類の布にそれぞれプリントして重ねることでタイダイのようにも3Dプリントのようにも見えて幻想的だ。ラストは、ブランケット2枚を紐で結び、まるで古代ローマ時代の服トーガのようなデザインのサイケデリックなドレスで締めくくった。

Photos: InDigital Text: Yoko Era

元記事で読む
の記事をもっとみる