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「結婚して幸せになりたい」を達成するには?それは山頂ではなく道中に転がっています

  • 2018.6.17
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「結婚して幸せになるのが夢です!」
そういう女の子って割と多いと思うんですけど、正直昔から「変な夢だなぁ」って思って聞いていました。
まぁ、怒らないで聞いてください。

■どういったもの「夢」というのか?

夢って、ある程度の達成・未達成が明確になるもののことを指すんだと思うんですね。
たとえば「メジャーデビューしたい」とか「パティシエになりたい」とか「月収で7桁越えたい」とか。
その達成のために「目標を作って・勉強して・スキルアップして」っていう計画が出るのが夢だと思うんですよ。
これは小さな夢も同じで、「お腹いっぱいお寿司を食べたい」という夢でも、「お腹いっぱいのお寿司を食べられる金額」という目標に対して、それをどうやって貯めるのかの計画にきちんと落とし込むことができます。 そう考えると「結婚して幸せになりたい!」って夢にしようがないと思いませんか?

■「結婚して幸せになる」が夢にはなり得ない理由

なぜって、「結婚して幸せになる」ってどうしたら「達成」になるのでしょう??
「はい、じゃぁこれで幸せになりましたね!」ていう明確な基準があるわけでもありません。
「結婚して幸せになる」という目標に向けて、何か計画立てられますか?
出会いの数を増やす?料理教室に通う?結婚式のための資金を貯める?
その結果「幸せになれる」ことが決まってるんですか?
結婚して感じる幸せがあるとすれば、パートナーと日々の生活を過ごしていく中でふと、「あ、幸せだな」と感じるのであって、あくまでも結果として出てくるものですよね。それ自体が目的にはなり得ないと思うんです。
結婚が幸せを運んできてくれるわけでもないし、幸せになりたいなら、結婚なんかしなくても今この瞬間に「幸せだなぁ」って思えばいいだけの話です。

■「夢」と「人生の指針」は分けて考えよう

他にも「あたたかい家庭を築きたい」という夢を持っている人もいるのですが、これも夢にすべきではないと僕は考えます。
そう思うこと自体は悪いことでもなんでもありません。
ただ、「じゃぁ、あたたかい家庭を築くためになにするの?」って聞かれるとボヤッとしませんか? これは「夢」と「人生の指針」をごっちゃにしているから起こってしまうことなんです。
先ほど夢は計画に落とし込めると言いましたが、人生の指針は計画に落とし込むことができない、「生き方」とか「自分の哲学」のようなものを指します。
たとえば「些細なことにも幸せを感じられる自分でありたい」とか「愛した人を支え続けられる人になろう」とかそういった類のものです。
そういった人生の指針を持ってその指針に従うように行動している人が、結果的に「あたたかい家庭」を作っているのであって、何も「あたたかい家庭を作るぞ!」と思っているわけではないんですよね。

■幸せになりたいのであれば、持つべきは夢ではなく指針

「結婚して幸せになりたい」、「あたたかい家庭を築きたい」、そう思うことはおかしなことではないと思います。
しかし計画に落とし込めるものではないので、それを「夢」に掲げてしまうと何をしたらそれが叶うのかわからなくなって、結局達成しないままになってしまうんです。
そうではなく、そこに繋がるような人生の指針を持つことの方が大事です。
「毎日笑顔を絶やさないようにしよう」とか「感謝の気持ちを忘れずに生きよう」とか、ささいなことでいいんです。
その指針に沿って生きていった結果、幸せもあたたかい家庭も道中に転がってるのが見つかりるはずです。
決して大きな山の頂上で手に入れるものではないんですよ。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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