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重厚感がたまらない南部鉄器は父の日のプレゼントにもおすすめ!日本の伝統工芸のある暮らし

  • 2018.6.14
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岩手県で400年以上前から作られている「南部鉄器(なんぶてっき)」は、日本の伝統工芸品の1つです。どっしりとした重厚感や光沢のある黒が魅力的。熱伝導率が高いため、鉄瓶や急須など、お茶まわりのアイテムも充実しています。今回は、父の日のプレゼントにもおすすめのインテリアアイテムをご紹介しましょう。

「南部鉄器」の定番アイテム

鉄瓶のメリット・デメリット

南部鉄器といえば、定番のアイテムが鉄瓶(てつびん)。直火にかけることができ、保温力も高い鉄瓶ですが、さらにお湯を沸かすたびに鉄分が少しずつ溶け出していくという特徴があります。つまり、鉄瓶で沸かしたお湯で、鉄分補給ができるのです。その反面、さびやすいというデメリットもあります。ただし、お湯を沸かすときにできる白い湯垢がさびを抑えるので、毎日使うことがお手入れにも繋がるそうです。

コロンとしたフォルムが可愛い急須

こちらは、コロンとしたフォルムがかわいい南部鉄器の「日の丸鉄急須」。ヨーロッパでも人気の高いモダンな南部鉄器です。こちらは内側にホーロー加工を施すことでさびにくい構造になっています。そのかわり、お湯に鉄が溶けだすことはないそうです。 

小泉誠氏とのコラボレーション

下の段の真ん中にあるこちらは「池永鉄工株式会社」とプロダクトデザイナーの小泉誠氏のコラボレーションで誕生した「 TETU(テツ)」シリーズの急須です。フタのつまみにウォルナットが使われたモダンなデザインが印象的。GOOD DESIGN(グッドデザイン)賞を受賞しています。 

海外でも大人気!

こちらはフランス紅茶の専門店「ENCHAN-THÉ(アンシャンテ)」が手掛けている南部鉄器のカラーポット。伝統的なアラレ模様ですが、白という色がモダンな印象です。こうしたカラーの南部鉄器は、海外でも大人気。ポット敷きもお揃いでコーディネートして。 

存在感のある茶托

風になびく麦穂をモチーフに

続いてご紹介するのは、南部鉄器の茶たくです。「鈴木盛久工房」の製品で、こちらは「麦」。鈴木家は、1625年に御用鋳物師となった鈴木家綱から連綿と続く鋳物師の家系。伝統工芸の技術を継承しながら、現代の暮らしになじむ南部鉄器のアイテムを作り続けています。 

中尊寺のために作られた茶托

こちらは、天名の由来ともなっている十三代目の鈴木盛久が、中尊寺に依頼されて制作したという茶托です。その名も「天蓋茶托」。国宝に指定されている中尊寺の金色堂の天蓋模様がモチーフになっています。 

父の日のプレゼントにもおすすめの南部鉄器アイテム

ペーパーウェイト

続いてご紹介したいのは、父の日のプレゼントにもおすすめの南部鉄器のアイテム。こちらは、上でご紹介した茶托と同様に「鈴木盛久商店」で作られているペーパーウェイト。書道の文鎮としても使うことができます。長さは13.5cm、重さは200g。ちんまりと座っているサルがポイントです。 

栓抜き

こちらの栓抜きも「鈴木盛久商店」のアイテムです。左から順に、「ヒツジ」「サル」「ニワトリ」がモチーフになっています。 

ペーパーナイフ

こちらは、持ち手のデザインが美しいペーパーナイフ。大人の男性にふさわしいアイテムといえるのではないでしょうか。 

キャンドルスタンド

こちらは、「高澤ろうそく店」の「こま燭台」です。和ろうそくはもちろん、キャンドルにも馴染むシンプルでシックなデザインが魅力的。大・中・小の3サイズ展開です。そのままならべておくだけでも、美しく存在感のあるオブジェとして楽しめます。 

まとめ

400年以上の歴史を持つ伝統工芸「南部鉄器」のアイテムをご紹介しました。黒光りする鉄の重厚感や、シンプルなフォルムが魅力的です。南部鉄器の小物は、父の日のプレセントにしても喜ばれるでしょう。南部鉄器のアイテムを暮らしに取り入れてみませんか。

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