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倦怠期ってどうして訪れるの?どうしたら乗り越えられるの?

  • 2018.6.8
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倦怠期が起こる理由倦怠期について色々調べてみると、どうやら「恋をした時に発生するホルモン」が関係しているようです。
人が恋をすると男女ともにドーパミンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは人に恋した時以外にもギャンブルをしている時やチョコレートを食べている時など、いろいろな時に分泌されるのですが、要するにテンション爆上げ作用のある一種の麻薬みたいなものだと思ってください。
人が恋に落ちている間、このドーパミンが出ることによって恋愛特有のドキドキ感やときめきを感じるようになる、というわけです。
これが付き合いが長くなってきて、相手と接していてもドーパミンが出なくなると、そういったドキドキを感じなくなります。
その結果、相手のことがさほど好きではなくなったり、今まで許せていた部分が急に目につき出して嫌いになったりしてしまいます。
これが倦怠期の起こる一つの原因です。

■倦怠期予防には「理性的な恋」が必要

この仕組みがわかると、あれほど好きだった人の感情が冷めてしまうのは、恋愛感情を本能に依存しすぎていることが原因なのではないかと考えられるわけです。
ドーパミンは人間の理性を超えた本能的な部分から起こるホルモンですので、意識的にその量をコントロールすることは難しいと言えます。
恋愛感情をドーパミン任せにしてしまうと、出会って知り合って付き合ったその瞬間に恋の炎が燃え上がり、時間とともにその炎は小さくなり消えていくことに、抗えない。
であるならば、倦怠期にならないため、恋愛初期の段階で(あるいは今からでも)できるだけ「理性的に」その人を好きになるトレーニングをしておけば良いのです。

■理性的な恋と本能的な恋の違い

それではその「理性的な恋」とは何か?上の図を見てもらえればなんとなくイメージがわくと思います。
本能的な恋は、ドーパミンの放出量に依存しています。そのためそのあとにトキメキやドキドキが感じられないと冷めていきます。
一方理性的な恋は、最初のきっかけこそ本能的なものであっても、そのあとの裏付けとして「わたしが彼を好きになったわけ」を自分なりに作っていく恋愛です。
本能的なホルモン分泌の影響を受けないとは言いませんが、なぜ好きになったのか、彼の代わりになるような人間が他にいないかなど、ロジカルに考えられていればドキドキやときめきがなくてもきちんと好きでいることができます。

■倦怠期どうやって乗り越える?

さて、ではもうすでに倦怠期に入ってしまったカップルはどうしたらいいのか?
簡単です。今からその「理性的な恋」を始めればいいのです。
世の中にはいろんな倦怠期脱出法があるかと思いますが、「ドキドキを思い出すために初デートの場所に行ってみる」などといった、「ドーパミンをもう一度放出させる」系の解決策を、僕はオススメしません。
それだと栄養ドリンクを飲むようなものなので、一時的にしか回復せず、もう一度倦怠期を迎えるハメになってしまうからです。
栄養ドリンクを飲むなとまでは言いませんが、そのあとにきちんと思考の整理をしておく必要があるでしょう。
そうして整理したことを「こんなこと考えたんだけどさ」って彼氏に共有してみてください。
その思いを彼氏が受け止めて「俺も大人気なかったよ」と言うか、「今更そんなことされても気持ちは変わらないよ」と言うかは、彼氏次第です。

■相手選びももちろん重要な要素です

単発的で終わりやすい本能的な恋には相手を選びませんが、継続的に続かせるための理性的な恋には相手を選びます。
お互いが歩み寄る必要があり、どちらか一方だけでも成り立たないのが理性的な恋です。
あなたが冷静になって真剣に彼のことを考えた姿勢を見せてもなお彼氏に変化がなければ、一旦距離を置くか思い切って別れてしまうのも悪いことではないと僕は思います。
大事なことは、恋心という突発的でコントロールしにくいものを、理性という武器で飼いならすことです。
本能だけで恋愛してたらその辺の動物と一緒です。
是非、本能に依存しない恋愛を。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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