1. トップ
  2. 恋愛
  3. 腕組みは不安の証? ボディランゲージで分かる彼氏との距離

腕組みは不安の証? ボディランゲージで分かる彼氏との距離

  • 2018.6.7
  • 2817 views

ボディイメージひとつで、お互いに対して抱いている感情の多くが分かる。だからこそ、あなたとあなたの恋人が言葉以外でどう触れ合っているかを学ぶのは、きっと価値のあること。今まで気づかなかった感情や思考が見えてくるかもしれない。

ボディランゲージを読み取るのはちょっと難しいので、『5 Simple Steps to Take Your Marriage from Good to Great』の著者でカップルセラピストのテリ・オーバックに話を聞いた。実務上、常にカップルを観察している彼女は、人間関係を鮮明に浮かび上がらせる僅かな動き、ポジション、表情を熟知している。

セレブカップルをお手本に、恋人同士によくあるジェスチャーを解読してみよう。

1.手をつなぐ

「これは、どのカップルもすることじゃない。触れるのは、人間関係における親密さ、感情的なつながり、そして幸せの象徴」。つまり、あなたとパートナーが非常に密接な関係ではないとき、相手があなたに不満を感じているときには、たぶん手をつながないはず。

オーバックいわく、手のつなぎ方も多くを物語るそう。「人は大抵、自分の半径45センチメートル以内をパーソナルスペースとしているので、そこに誰かを入れるということは、その人と親密な関係にあるということ」。お互いの肩が軽く触れるほど寄り添って歩き、指を完全に絡ませて手をつなぐカップルは、2人の間に大きなスペースがあり、手をゆるく握ったり、指を数本だけ取り合っているようなカップルよりも幸せで親密。

「2人の間に大きなスペースがある場合には、仮に手をつないでいたとしても、私ならカップルというより友達として捉える」

2.背中に手を添える

相手の背中に手を添えて、椅子から立ち上がったり歩いたりするのをリードする仕草には、「2通りの解釈がある」 とオーバック。「手を添えている人が、その関係における地位と権力を握っていることを示すパワームーブだと言う人もいるけれど、相手に対する思いやりや慰め、そして感情的な親密さを示すサインとも読み取れる。パートナーに手を差し伸べ、立ち上がったり部屋に入ったりするのをポジティブな方法で助けている」。

3.肩に手を回す

オーバックによると、座っていようと立っていようと、相手の肩に腕をかけたり回したりするのは愛のこもったジェスチャー。「相手を自分に引き寄せることで、身体的により密接になろうとしている」。体と体の距離を縮めたいと願うのは、気持ちの面で相手があなたに近づいている証拠。

4.腕につかまる

「これは親と子供の間に見られるものなので、ロマンティックなジェスチャーとは考えにくい。親が腕を伸ばして子供につかまらせるのと同じ。でも、これが恋愛関係においても起こり得えるかと聞かれれば、答えは間違いなくイエス」

オーバックいわく、この仕草が映し出すのは経験の違い。権力があるのはエスコート役の男性のほうで、パートナーを父親的な方法でリードしているんだそう。「私には、これが親密さや幸せを表しているとは思えない。どちらかというと、それほど親密さを感じさせないフォーマルで上品な触れ方」

5.片方が相手の前を歩く

通常、横に並んで同じ平面を歩くのは、二人が尊重し合い、チームであることを示すサイン。よって、片方が前に出てずんずん歩いて行くのは悪い兆候 (その関係が有毒である証拠がここにもひとつ)。

「片方が一人で先に行ってしまうのは、その人が焦りを感じているから。あなたがもっと速く動いてくれたらいいのに、私が今目指しているものほどあなたは重要じゃないという相手への気持ちの表れ」。2人がチームとして機能しておらず、あまり幸せではない可能性を示している。

とはいえ、その時々の事情を考慮するのは大切。「部屋には女性を先に入れたり、列に並ぶときには女性を前に立たせたり、一列になる必要がある場所では女性を先に歩かせたりする男性は多い。これは相手を尊重した、思いやりのある行動」。つまり、パートナーがいつも必ず真横にいるとすれば、問題は別にあるのかも。でも、片方が常に前を歩いているとすれば、その人は相手を平等に見ていないことになる。

6.相手に寄りかかる

パートナーの肩や胸に頭を乗せるのは、とてもスイートなジェスチャーだとオーバックは言う。そうすることで、「あなたを身近に感じる、あなたを信頼している、あなたのそばにいたい」 ことを伝えているそう。親と子の関係にも見られるものなので、この動きにはサポート要素も含まれている。「信頼できる誰かに寄りかかり、癒やされたいと感じているのかも」

お互いに寄りかかるのは、一般的にポジティブなサイン。お互いがお互いに興味を持ち、身体的にもっと近づき親密になりたいと思っている証拠。「相互に関心があるかは、レストランやカフェに行けばすぐ分かる。テーブルを挟みながらも、相手の方に身を乗り出して話しているから」。お互いを非常によく知るカップルは、距離を縮めてお互いに寄りかかれるよう、テーブルの同じ側に座ることもある。付き合い始めた頃ほど恐らく会話がないので、向かい合って座る必要がないんだそう。

7.腕組みをする

カップルの片割れもしくは両方が、腕組みしながら歩いたり立ったり座ったりしているのは、2人が緊張状態にあるという証拠。オーバックに言わせれば、これは 「何かあって、動揺しているか怒っているか苛立っているか。これが初デートなら、相手の気持ちに確信が持てず、非常に不安であることを体現している可能性も。一般的に腕組みは、カップルまたはその片方が相手に対して抱く不安感からくるもの」 なんだそう。

8.腰に手を回す

オーバックによれば、相手が立ち上がっても、一列で歩くことになっても、パートナーの腰に回した手を離さないのは独占欲の表れ。「別々に部屋に入れるところをあえてそうさせないのは独占欲、あるいは不安で1人になりたくない気持ちの表れ。独占欲と不安感は紙一重だから」

9.膝の上に座る

ほとんどのカップルは、かなりくつろげる関係じゃないとお互いの膝に座らない。つまり、この行動は親密さを反映しており、その2人は付き合ってしばらく経っている可能性が高い。脚や膝を触るのも同じで、付き合いたてのカップルにはあまり見られない欲望と親密さのサイン。

10.唇、頬、おでこにキスをする

キスは明らかに親密なものだけど、仕方によっては意味合いが変わることも。最も親密なのは唇へのキス。でも、付き合いたてのパートナーや家族にあげるような唇への軽いキスと、深い関係にある相手とするような長いキスやディープキスの間には違いがある。オーバックいわく、どんなキスでも時間が長ければ長いほど、2人の関係はよりロマンティック。

頬へのキスは通常友達キスで、人によっては単なる挨拶。

おでこへのキスに関しては、その意味合いを巡って多くの議論が展開されているそう。「個人的には、する側の権力と地位がされる側より高いことを示すサインだと思う。親が子供のおでこにキスをしたり、お年寄りが自分より小さく若い人のおでこにキスしたりするのと同じ。もしくは、“私のほうが賢いからおでこにキスをあげる” というように、相手に勝る何かが自分にある場合。これは経験または知識、そして地位の不均衡を示すサイン。いつまでもおでこにキスをするようなロマンティックな関係は考えられない」

11.肩を並べて立つ

パーティーでの立ち居振る舞いも、そのカップルの関係性を物語るもの。オーバックによれば、体の正面が相手に向いていればいるほど、2人がお互いを想い合う気持ちが強いそう。でも、体の正面を外に向けて横並びに立っているからといって、必ずしも2人が想い合っていないことにはならない。他の友達と話しているだけかもしれないからだ。ただし、お互いを見つめ合い、体を寄せ合っているとすれば、他の人をあえて無視して2人だけの世界に入っていることになる。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

の記事をもっとみる