1. トップ
  2. 佐藤浩市×天海祐希ら“最強布陣”で、「Aではない君と」初実写化

佐藤浩市×天海祐希ら“最強布陣”で、「Aではない君と」初実写化

  • 2018.6.6
  • 3238 views
undefined

出典:https://news.walkerplus.com/article/149478/

今秋、テレビ東京系で佐藤浩市と天海祐希出演のスペシャルドラマ「Aではない君と」の放送が決定。

原作は第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、薬丸岳の同名小説。薬丸は映画「友罪」の原作でも知られ、“少年犯罪”を題材にした作品を多数執筆している。同ドラマは、普遍的な親子の愛を描き、自分の子供が殺人容疑で逮捕された時、親としてどう向き合うのかを問うヒューマンサスペンスとなっている。

主演の佐藤は、テレビ東京のドラマ出演は10年ぶりで、一人息子・翼が起こした死体遺棄事件により、翻弄(ほんろう)されていく会社員・吉永圭一を演じる。息子は本当に人を殺したのか? 息子の犯した“罪”とは何なのか? そして、“命の意味”とは? といった、難題を突き付けられる難しい役柄に挑む。

また、テレビ東京のドラマへの本格的な出演は初となる天海は、翼が起こした事件を担当する弁護士・神崎京子を演じる。なかなか真相への突破口を見いだせない中で、根気強く親子に寄り添い、吉永の最大の理解者として事件の真相と向き合っていく。

さらに制作は、今年1月に放送されたヒットドラマ「アンナチュラル」(TBS系)が記憶に新しい、塚原あゆ子監督と新井順子プロデューサーが担当する。

■ 佐藤浩市コメント

――出演にあたっての意気込み、吉永役への思いをお聞かせください。

薬丸岳さんの原作モノは今回で2作目ですが、どちらも“加害者家族”という、子供が殺人の罪に問われたときに、どういう形で受け止めるのかという正解のなさ…贖罪(しょくざい)を含め、ただ「謝る」ということでは何もクリアできないという、答えがあるようでないような、そういうテーマの作品です。

そんな薬丸さんの原作の難しさを僕はどういう形で提示できるのかなと…。その難しさと今、向き合っています。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

テレビを見られる方々が、テレビに何を求めているのかで、ずいぶん感じ方が変わってしまうのだと思うけど、こういう題材の作品をテレビで放送するということ、それを視聴者の方に提供するということの意味を、ぜひご覧になる方々にも感じていただけたらと。

できれば避けたほうがいい題材なのかもしれないけれど、この作品にわれわれが逃げずに、向き合って、向かい合って、これから作品を作ろうとしています。その思いを視聴者の方々にも何か、受け止めていただきたいなと思っています。

■ 天海祐希コメント

――出演にあたっての意気込み、神崎役への思いをお聞かせください。

台本を読み終わり、胸の痛みが止まらずにいました。誰の、どの立場も分かるが故、とても苦しかったです。しかし、だからこそこのドラマには、意味があるのではないかと。この作品に参加させて頂けて、大変光栄です。丁寧に丁寧に、心を込めて演じたいと思います。

――佐藤浩市さんとの共演についてはいかがですか?

佐藤浩市さんは、心から尊敬する先輩で、すてきな兄貴で、お芝居や向き合う姿勢、人としてなどたくさんの事を教えてくださいます。

共演の経験はあるのですが、今回のようにがっつりとお芝居させていただくのは、初めてなんです。なので、怖い反面、とてもうれしくて、やっぱり緊張して…。でも、成長を見ていただききたいし。非常に複雑な心境ですが(笑)。こんなに幸せな事はないなと思って、全身全力でぶつかろうかと。

■ 稲田秀樹チーフプロデューサーコメント

数年前に原作を読んだ時、そのテーマの奥深さに心が震え、ぜひ映像化したいと思い立ちました。もともと薬丸岳先生の作品のファンでしたが、本作品はそのミステリー性のたくみさとともに、親子の情を描いたヒューマン性の豊かさが際だっています。難しいテーマながら、誰もが同じような体験をしかねない「普遍的」な内容でもあり、誰もが気軽に見られる「テレビドラマ」という形で世に出したいと考えました。

主要キャストに佐藤浩市さん、天海祐希さんという当代最高峰のカップリングといっていいお二人をお迎えすることができ、さらには脚本に「八重の桜」(2013年)や「ゲゲゲの女房」(2010年、共にNHK総合)、「コウノドリ」(2015年、TBS系)などでご活躍の山本むつみさん、そして「夜行観覧車」(2013年)、「リバース」(2017年)、最近では「アンナチュラル」(2018年、いずれもTBS系)などのヒット作が続く、今一番脂の乗ったクリエイターである新井順子プロデューサーと、塚原あゆ子監督のコンビにも参加していただき、これ以上は望むべくもない最強の布陣がそろいました。

これからスタッフ・キャストともに難しい戦いへと挑むことになりますが、あえてエンタテインメント性にこだわりながら、最後に「何か」を残せるドラマになればと考えています。テレビ史に残る第一級のヒューマン・サスペンスを目指します。(ザテレビジョン)

の記事をもっとみる