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お部屋の家具配置の極意、伝授します!部屋が広く美しく見えるレイアウトの方法☆

  • 2018.5.31
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新しいお部屋への引越しや、新築住宅の購入が決まったらまず何を考えますか?新生活への思いを馳せつつ、まずお部屋の間取りから家具の配置を考える方がほとんどではないでしょうか。今回はお部屋の家具レイアウトのコツをはじめ、何となく気になってしまう風水情報、それらを元にした実例集を多数ご紹介します!居心地の良い、美しい空間を作り出すために是非参考にしてください♪

必見!家具レイアウトの虎の巻

「目線のライン」を強調するとお部屋が広く見える

人間の眼の錯覚を利用したテクニックはたくさんあります。お部屋の奥に向かったラインを強調する配置にすると、その方向へ意識が行くため奥行きが広く感じられる配置となります。写真はソファやテーブルなどの家具の長辺が部屋の奥に向かっており、さらに照明のレールも同じ方向を向いているので、奥行きある空間に感じられますね。

壁の木目の方向もお部屋の印象に影響を与えます。棚と同じ方向に木目を配置することで直線方向に目線が行くので統一感のある広い空間という印象を受けます。 

キッチンから伸びるラインも意識して家具を配置してみましょう。キッチンカウンターのラインとダイニングテーブルのラインを繋いだ配置して、窓に抜けるような目線を作り出しています。床の木目のラインも同じ方向ですね。 

高低差を利用して部屋を広く見せる

家具の配置でお部屋を広く見せるコツは、眼の錯覚を上手に使うことです。通常人間の目は近いものは大きく、遠いものは小さく見えますよね。「近いものは大きく、遠いものは小さい」という脳の思い込みを利用し、手前により背が高い家具を置き、部屋の奥に背が低い家具を配置するとより奥行きがある空間だ、と錯覚しお部屋がとても広く見えます。 

一人暮らしなどの場合も、手前にデスクやダイニングテーブルなど比較的高めの家具を置き、奥にソファやベッドなどの背が低い家具を配置すると、奥行きを感じられるようになります。 

お部屋の第一印象は「入口の対角線コーナー」で決まる!

お部屋に入って最初に目が行く場所がどこか、皆さんご存知ですか?リビングダイニングの扉を開けて無意識に最初に目が行ってしまう場所、それは入口の対角線上のコーナーです。この写真ですとちょうどポスターがある部分ですね。意識上は全体を見ているつもりでも、無意識に最初に見たコーナーの印象が脳に刷り込まれます。対角線上のコーナーは、見せたいものやお気に入りのものを是非配置しましょう。 

入口の対角線上に季節のオーナメント、クリスマスツリーを配置しています。季節ごとに置くものを変えれば簡単に模様替えしたような変化が楽しめますね。 

3月にはお雛様を。クリスマスよりも少し落ち着いた印象を受けますね。目が行く部分に特徴あるものを置きましょう。 

入口の対角線上に十分なスペースが取れない場合は、コーナーに大きい観葉植物などを置けばお客様に爽やかな印象を与えることができます。 

お気に入りのデザイナーズチェアに、クッションを置いてオブジェのように飾っても素敵です。「このお部屋に住んでいる人はデザイン性のあるものが好きなんだ」という印象を与えることができますね。 

寝室にもこのルールを適用してみましょう。部屋に入った瞬間にお気に入りのポスターが眼に入ると、良い心持ちで眠りに入ることができますね。 

あまりイメージができないという方は、スマホで十分ですので一度扉を開けた位置からのアングルで写真を撮ってみましょう。その絵が、お客様があなたのお部屋に入ったときに見る風景です。写真を通して見ることで発見できることもあるはず。「シンプルにしたいと思っていたけどかなり地味」「お気に入りのものを置いていたけどちょっとごちゃっと感じられる」「あの家具だけが浮いている」・・などなど。定期的に写真を撮って見直してみると良いですね。 

家具の高さでお部屋の印象が変わる!

お部屋を広く見せるには、出来る限り目線以上に高い家具を置かないのもとても重要なポイントです。背の高い家具は収納力はありますが、その圧迫感が原因でお部屋が広く見えないケースがあります。

ソファも背が低いものをチョイスすることで、目線を遮るものがなく広い空間を演出できます。ペットのネコも気持ち良さそうですね♪ 

家具の配置で与える「安定感」「重厚感」

お部屋に重厚感、均質な印象を持たせたい場合は、家具を線対称に配置してみましょう。東西問わず、有名な寺院や教会などに中央から線対称の形の建物が多いのは、バランスが取れた厳かで静謐な雰囲気を作り出すためです。写真はテーブルと椅子、照明、窓の線対称が、静かな草原の別荘にいるような落ち着いた印象を与える美しい配置になっています。 

お部屋の主役である薪ストーブの両隣に、腰高窓が線対称で配置されて安定感が感じられる配置になっています。窓である必要はなく、デザイン性のある棚などを配置しても同じ効果が得られます。 

こだわりのスピーカーをテレビに対して線対称に配置しています。空間に落ち着きが感じられますね。ソファが左右対称で、調和が取れた音が聞こえるベストポジションになります。 

壁際に置くソファも対称を意識すると、重厚感ある美しい空間に仕上がります。同じデザインの家具が複数ある場合は是非取り入れてみてください。 

ベッドルームの照明は、同じものを両サイドに置くと安定感のある配置になります。夫婦で同じベッドを使う場合には、どちらも手元にライトがある実用性の高い配置でもあります。 

空間は繋がっているけれど機能を分ける。「ゾーニング」のススメ

お部屋を区切ってしまうとそれぞれ十分な広さが取れない、という場合は間仕切りなどで空間を区切ってみましょう。リビングとキッチンがゾーニングされていながらも、空間は繋がっているので家族の気配が感じられる配置となります。

先程の間仕切りを反対方向から見ると、良いバランスでキッチンの目隠しになっており、テレビを見やすい位置に配置できていますね。 

アクセントにもなる間仕切り壁が、ダイニングスペースとリビングスペースの機能を上手に分けてくれています。 

間仕切りと言えないくらい幅の狭い柱ですが、この存在によって手前と奥のくつろぎスペースがゾーニングされ、違う機能を持つ空間として活用できます。 

柱や間仕切りを使わなくてもゾーニングは可能です!あまり大きくない部屋の中でゾーニングをする場合は、このような背板のない棚を使うと圧迫感を感じないレイアウトが実現できます。 

一人暮らしで部屋が少ない場合でもゾーニングを活用しましょう。ソファの隣の棚の奥はなんとベッドスペースとして利用しています。寝る時に入口から見えない、入口が見えない家具配置だと心理的に安心して眠りにつけますね。 

色の効果でお部屋の印象を決める!

お部屋に光を取り込みにくい場合は、壁紙を暖色系にしてみましょう。暖かい印象を受けるのでリラックスできる空間になります。 

壁紙の一区画をアクセントカラーにするとお部屋の雰囲気ががらっと変わります。写真のような暖色を選ぶとお部屋が優しい雰囲気になり、寒色だと落ち着く印象になります。小さいサイズのサンプルから選ぶのは難しいですが、ポイントとしては面積が大きくなるとその色はより強く見える傾向があるので、面積が小さいサンプルでは理想の色より少し弱めの色を選ぶと良いでしょう。 

先程より鮮やかな黄色をキッチンのアクセントカラーに使っています。写真の黄色はユーモアや知性を連想させる色として知られていますが、このような気分になりたい、こんな自分になりたいと思っている色をインテリアに取り入れてみても良いかもしれません。 

細長いキッチンの奥、目が行く壁にアクセントカラーで涼しいライトブルーを配置しています。 

赤は交感神経を刺激する色ですが、少し紫に近いあずき色をチョイスしているので眠りを妨げることはありません。ベッドカバーとの相性も良いですね。 

お部屋を広く見せるには明るい色の壁紙、家具をチョイスするのが効果的ですが、逆に秘密基地のような「おこもり感」があるお部屋にしたい場合は、こんなダークな色をチョイスするととても個性的な空間になります。どんな趣味を持った人なんだろう、と興味が湧くお部屋になりますね。 

これからの暮らし方。「ひとりソファ」は心に余裕が生まれます。

「ソファは2〜3人掛けのもの」という固定概念から抜け出してみましょう。ひとり掛けのラウンジチェアの座り心地の良さは想像以上です。夜の読書、休日の寛ぎの時間をとても心地良いものにしてくれます。サイドテーブルやフロアランプを傍らに置くと、さらに居心地の良いコーナーになりますね。

ひとりソファにさらに心地良さを加えてくれるのがオットマンです。写真のように同じ素材のもので統一感を持たせても良いですし、あえて違う素材のものを置いてもアクセントになりますね。オットマンはソファの座面より数cm低い高さのものを選ぶと足を預けやすいです。 

「ダイニングスペースには4人以上座れるテーブルを置く」・・という思い込みにとらわれていませんか?ふたり暮らしなら、こんなカフェのようなスペースを作って食事をすることもできます。一緒に住む人の構成により家具の配置を楽しむことで、その家独特の個性ある空間が出来上がっていきます。 

ダイニングでもソファスペースでもない場所に、少し寛げる場所=「コージーコーナー」を作るとインテリアに奥行きが生まれます。北欧のインテリアではよく見られる配置です。本を読んだり、少し調べものをしたり、家族が自由に使える心地良いたまり場所を作ってみましょう。 

ダイニングスペースの新提案☆

ダイニングチェアは全て同じ種類で揃える、と決めて選んでいませんか?北欧ではヴィンテージのものや家族で受継がれている椅子も多いので、木材やデザインが違う種類のダイニングチェアを置くことも多いです。デザインや木の種類が違ってもオリジナリティある空間になっていますね。少しずつお気に入りを買い足しても楽しいです♪ 

スペースに余裕があるなら丸形のテーブルをチョイスしても良いかもしれません。心理的効果で、対面より斜めに座ったほうが人は警戒心が解きやすいそうです。家族の会話も増えますね。 

LDKにテーブルとソファを両方置くのはスペース的に難しい場合、ダイニングスペースが食事、寛ぎの空間を兼ねられるよう計画してみましょう。堅い素材ではなくクッション性のある椅子を選べば、長時間座ってもお尻が痛くなることはありません。 

背面に少し見えるソファスペースは、高めのテーブルを配置することでダイニングスペースも兼ねてくれます。組み合わせるテーブルの高さも考えなおしてみましょう。 

ダイニングチェアは背もたれが高いものが多く、空間を区切ってしまいます。片方の椅子を写真のように背もたれのないベンチ型のものにすれば、空間を区切ることがないのでリビングダイニングスペースが広々と感じられます。 

ダイニングスペースをこんな掘りごたつ形式にすると、家族が集まる癒しの空間になりますね。DIYはスペースに合わせてぴったりのサイズで作れるのが魅力です。 

お部屋のレイアウトシミュレーションのご提案。

色々とレイアウトを考えたいけど、家具のサイズや部屋の大きさを考えたこんな図はなかなか書けないと考えている方は、シミュレーションソフトを使ってみるのはいかがでしょう。パソコン用の有償のもの以外に機能は限られますが無料のもの、さらにスマホで使えるアプリも最近は見付けることができます!是非試してみましょう。

インテリアショップによっては相談に行くと、3Dシミュレーションで家具の配置を見せてくれる場合もあります。すごく好きな家具なんだけどお部屋に合うかいまいち自信がない・・という場合に活用したいですね。 

やっぱり気になる!風水インテリア

腰高でも掃き出しでも、大きい窓は出来る限り家具で開口部を邪魔しない配置を心掛けましょう。光がたくさん入る居住空間は暮らす人の心も明るくしてくれます。 

掃き出し窓を塞ぐことなく家具を配置しているのでダイニングまで明るい光が差し込んでいます。風も吹き抜けるので衛生上もメリットがある配置となります。 

2018年の吉方向は、動きのあるものを置くと運気が上がると言われています。その方向があまり使わない納戸だったりする場合は動きがあるもの、例えば時計などを置くと良いそうです。 

リビングの中心には、テレビを置いてあるご家庭が多いかと思います。お部屋の中で吉方向に賑やかなテレビがあると、人間関係の運が向いてくると言われています。 

方角限らずお部屋に取り入れると良いと言われているのが観葉植物です。お世話が大変と考える方は、ミニ観葉でもドライフラワーでも良いので何かひとつ置いてみましょう。少しずつ変化する植物の姿に心が落ち着き、お部屋が居心地の良い空間になりますよ。 

観葉植物ではなくても、このように簡単にお庭の花を挿して飾っても生活に彩りが加わります。段捨離するほど運気が上がるというものではない。ものが少なすぎると陰の気が高まってしまうそう。 

家具の配置や色の組合せ以上に風水で重要とされているのが、「お部屋をキレイに保つこと」です。家具の配置も掃除をしやすい、キレイを保ちやすいことを考えるようにしましょう。 

風水と言えば「玄関には黄色を置けば金運アップ」「北側に水回りを置くのが良い」など色々な情報を耳にしますよね。ひとつひとつを律儀に守っていると、お部屋の印象がちぐはぐになりかねません。何より大切なのはそのお部屋が寛げる空間かどうかです。色々な情報は参考程度にして、統一感を損なわないよう心掛けましょう。 

まとめ

いかがでしたか?毎日過ごすお部屋を居心地良い空間にするために、取り入れられるアイデアはありましたでしょうか。毎日少しずつで良いのでお部屋を見直してインテリアのアップデートを進められるようにしましょう!

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