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CHANELの新作フレグランス『レ ゾー ドゥ シャネル』をスクープ!

  • 2018.5.31
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6月1日にデビューする『LES EAUX DE CHANEL』。ガブリエル・シャネルが愛した3つの地からインスピレーションを受けて誕生した、夏にぴったりの特別な香りをお届けします!

ガブリエル・シャネルが愛した3つの地

今回発売される『レ ゾー ドゥ シャネル』は、3種類の香りがあるんです。その名前は『パリ ドーヴィル』『パリ ビアリッツ』『パリ ヴェニス』。パリに続く地名は、いずれも水をたたえた景色の美しい所。仕事もプライベートも頑張る女性たちが、ウィークエンドには日々の喧噪から離れて、海辺でのんびり過ごしたり、そよ風を感じながら田舎道を散歩したり……。身にまとった瞬間、そんなリラックスモードへと誘ってくれる、解放感のある爽やかラインナップが魅力です。

CHANEL伝説の始まりの地。緑豊かな海辺の地『ドーヴィル』

緑豊かな美しい海辺には、
心地いいそよ風が吹きます。

© Private collection
1913年にオープンした『シャネル ブティック』の前で。ガブリエル(右)と叔母のアドリエンヌ(左)。

『ドーヴィル』は、ノルマンディー地方の海辺にある自然豊かなリゾート地。1912年、当時帽子デザイナーであった若きガブリエル・シャネルは、この地の美しさに心を奪われたといいます。パリジャン達が週末を過ごす場所として定着していたドーヴィルに、翌年ガブリエルはブティックをオープンさせ、自身初となるコレクションを発表。まさにCHANELの伝説が始まった特別な地、なんですね。

海のエネルギーが満ちあふれる『ビアリッツ』

砂の上で、打ちつける波が水泡へと
変わるほどエネルギッシュな海。

© CHANEL / Bernstein Gruber Collection
ビアリッツの海を眺めるガブリエル。
散歩姿もスタイリッシュ!

Photo Seeberger © Bibliothèque nationale de France
1915年、新しくオープンさせたブティック。当時スペイン王妃だったヴィクトリア ユージェニー オブ バッテンバーグも上顧客だったそう。

19世紀当時は上級社会がバカンスを楽しむ場であった『ビアリッツ』。昔から避暑地として栄え、現在ではサーフィンやエクストリームスポーツの聖地となるほど海のパワーが溢れる地。それでいて洗練されたエレガンスを感じさせる魅力的な街なのです。1915年にガブリエルは、ドーヴィルに続く新しいブティックを、ここビアリッツに開きます。

オリエンタルなムードが漂う、水の都『ヴェニス』

伝統的なゴンドラが浮かぶ、
ヴェニスの穏やかな水面。

Photo V.H. Grandpierre © All Rights Reserved / Courtesy
友人のヨットに乗るガブリエル。
帽子&サングラス姿もオシャレ!

そして3つの中で最もオリエンタルな『ヴェニス』。東洋文化の入り口でもあるこのイタリアの地で、若き日のガブリエルも様々なインスピレーションを受けたことでしょう。ここは、彼女を恋人の死の悲しみから立ち直らせ、生きる力と創造力とを養ってくれた地でもありました。

この上ない開放感! 夏の3つの香りをチェック

◆深みのあるビターなグリーンが漂う『パリ ドーヴィル』
オレンジ果皮やアロマティックなバジルの葉のいきいきとしたグリーンノートをベースに、ローズやジャスミンによるフローラルな香りもふんわり。全身を爽やかな空気で満たすような爽快感に浸れます。

◆開放的な空気と水のセッション『パリ ビアリッツ』
グレープフルーツとマンダリンオレンジの爽やかなトップノートに続き、シトラスとスズランが調和したやさしくみずみずしい香り。ラストにホワイトムスクがそっと寄り添います。

◆オリエンタルなムードと静けさが漂う『パリ ヴェニス』
シトラスベースの香りに、穏やかに主張するネロリ。同時にレッドベリーのアクセントが、アイリスとローズゼラニウムと心地よくなじんで、スパイシー&フローラルな香りを楽しめます。やがて、アンバーやヴァニラのオリエンタルな香りが柔らかく広がります。

『レ ゾー ドゥ シャネル』は6月1日発売!

旅先の風景や空気を思いおこすような、開放感あふれる香りのコレクション。

左から:
『パリ ドーヴィル オードゥ トワレット』125ml ¥16000
『パリ ヴェニス オードゥ トワレット』125ml ¥16000
『パリ ビアリッツ オードゥ トワレット』125ml ¥16000

若き日のガブリエルをとらえた、貴重な映像もお見逃しなく!

個人的に大好きなのが、『パリ ビアリッツ』。爽やかな朝の海辺を歩いているような清々しさがたまりません。シュッとひと吹きすれば、梅雨のジメジメした気分や、夏の暑さが一掃されて、海辺の清々しい風を全身にまとうようなリフレッシュ感があります。明日発売の『レ ゾードゥ シャネル』。ぜひ試してみてくださいね。

取材・文 小林三佐子

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