1. トップ
  2. 恋愛
  3. とどのつまり、モテる人が持っているものは「余裕」なんだと思います

とどのつまり、モテる人が持っているものは「余裕」なんだと思います

  • 2018.5.31
  • 20047 views

結婚の話になると度々登場する話題として、「高年収の男性を求めすぎて全く結婚できない女性」があります。


僕もそういった高望み女子に対して「身の程をわきまえなさい」と思っていた人間ですが、最近は考え方が変わってきました。


彼女たちは、別に「金持ちの家に専業主婦で嫁いで、残り人生をぬくぬくと過ごしたい」と思っているわけではない、ということがわかったからです。


彼女たちは求めているものは突き詰めて行くと「経済的に困窮することのない『安心感』」です。


実はこの『安心感』、一般的な男女が恋愛に求めるものと本質は変わらないような気がしているのです。

真面目で誠実で一生懸命な人がなぜモテないのか?

先日、ツイッターを見ていたら「真面目で誠実で一生懸命、相手のことを考えて行動していたときは全くモテなかったのに、何人かの女性と同時にデートするようになったら急にモテ始めた」という体験をツイートしている人を見かけました。


一途な思い、というのは、一般的には実直な恋愛感情として賞賛されている風潮がありますが、実はこれは諸刃の剣で、「気になってもない人から持たれるとウザいだけの気持ち」になる可能性も十分に秘めています。


アピールされた側からすると「ガッツきすぎて引いちゃう」、というわけです。


そこでそのパワーを分散させて、いいなぁと思う人と複数同時にアプローチすることで、「最悪この人にはフラれてもいいか」という余裕が生まれます。


その余裕が「ガッツきすぎない好意」を演出して来るので、結果的にモテてしまうのです。

既婚男性が魅力的に見えてしまう理由

「結婚するとモテるようになる」というのは本当だなと、僕自身、結婚してから思うようになりました。


仕事の時もプライベートの時も、初めてお会いする人の「心を開いている感」が独身の時と明らかに違います。


それは何故なのかと考えると「一人の女性から『結婚してもいい』と思われたという事実」が既婚男性に下駄を履かせているからなのでしょう。


つまり「結婚している=人間として多少は信用できそうだ」というフィルターが頭の中でかってにかかってしまうんです。(実際は結婚とその人の信用力は一切関係ないのですが)


これは長年付き合いのある知り合いに言われたことなのですが、彼曰く「やっぱり結婚して落ち着いた感じがするよね」とのこと。


これもまたその人に「余裕」を感じさせる要因になっているのではないでしょうか。

世の中の恋愛テクニック「余裕」を演出するために存在している?

ところで、世の中にはいろんな恋愛テクニックが存在しますが、中には真逆の意見を言っているものがあり、度々人々を混乱に陥れています。


例えばラインの返信に関しても、「すぐに返信せずに焦らした方がいい」という主張をする人がいれば、「まめに連絡があると嬉しいからすぐに返信すべし」と主張する人がいます。


この矛盾をどう解決するか?


それが「余裕を演出する」という考え方です。


「焦らせ派」は、すぐに返信すると「暇なのか」とか「がっついている」と思われてしまうから、余裕を演出するために焦らせと言っている。


「即レス派」は、「仕事ができる人は返信が早い」というロジックから、この人は「忙しいながらも必ず返事をくれる」というこれまた余裕を演出するために即レスせよと言う。


つまり、「余裕を演出する」という目的のために、「焦らす」手段と「即レスする」手段が存在しているということなのです。


そう考えると、世の中にはびこる恋愛テクニックのほとんどはこの「余裕を演出する」という目的に向かっているものがほとんどなのでないか、ということがわかってきます。

まとめ

話が長くなりました。


冒頭の高収入男性を求める女性、彼女が惹かれているのは男性の持っているお金ではなく、それによってもたらされている「余裕」に惹かれていると考えられはしないでしょうか。
そしてその先にある「経済的な安心感」が欲しいから、「経済的な余裕」のある人に惹かれているのではないでしょうか。


同じように「精神的な安心感」を求めている人は「精神的な余裕」のある人に惹かれるでしょうし、「夜の営みにおける安心感」を求めている人は、「夜の営みにおける余裕」のある人に惹かれるのです。


その対象が何であれ、人は「安心」を求め「余裕」のある人に惹かれる。


とどのつまり、モテる人が持っているものは「余裕」なんだと思います。(川口美樹/ライター)


(ハウコレ編集部)
井上怜愛/モデル)
島崎雄史/カメラマン)
JYO/ヘアメイク)
辻野祐馬/ディレクション)


元記事で読む
の記事をもっとみる