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朝ドラで話題の井川遥、長ぜりふは「家事をしていても、いつでもどこでも口にしています」

  • 2018.5.30
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出典:https://news.walkerplus.com/article/147207/

連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)で、井川遥演じるキャラクターが注目を集めている。

井川が演じる菱本若菜は、主人公・鈴愛(すずめ、永野芽郁)の師匠である漫画家・秋風羽織(豊川悦司)の敏腕秘書で、メルヘンチックなフリフリファッションがトレードマーク。

美人で物腰に品がある一方、スイッチが入ると途端にまくし立てるような一面もあり、一風変わった人物だ。

偏屈な秋風に負けず劣らず異彩を放っているキャラクターだが、井川はどのように捉えているのか。菱本の魅力や舞台裏などを聞いた。

■ 思い込みの激しいところは似ています(笑)

――「先生、お言葉ではございますが」から始まる、独演会のような長ぜりふが菱本の名物となっています。やはり長ぜりふのシーンは大変ですか?

はい(笑)。台本をいただいたらまず、ひとりまくし立てるようなせりふから取り掛かります。

掛け合いのせりふと違って一人で完結させなければならないので叩き込む、という感じです。作品のスパイスとして面白く感じていただけたらうれしいですね。

――せりふはどのようにして覚えているのですか?

子供がまだ小さいので、時間がなかなか…食器を洗いながら、お弁当を作りながら、そしてお風呂場にも台本を持ち込んで。

「あなたのためではありません…鈴愛さんは秋風の心を動かします!」って下の子が得意げに私のまねをするぐらい、いつでもどこでもつぶやいています。

――これまでで一番苦労されたシーンはどこでしょうか。

鈴愛のお父さん(宇太郎/滝藤賢一)と電話でけんかする場面ですね。電話でまくし立てながら目の前の秋風先生には「自分で作れ!」と紙に書く。同時に違うことを伝えるというのは難しいですね。

実はその電話のシーンが、菱本にとってせりふらしいせりふを言う最初の場面だったんです。だからここで菱本のキャラクターをつかめたら、と思っていました。

――演じていて、菱本についてどう思われていますか。共感するところなどありますか?

菱本は冷静沈着でありながら義理堅いところもある。見た目はファンシーな感じですけど、実はすごく人間くさい人だとおもいます。

思い込みの激しいところは似ています(笑)。気付くと話が脱線してしまっていることは、日常にもよくあります。

■ あえて豊川さんとは、二人の話はしていないんです

――そのファンシーな、バブル時代に流行した「ピンクハウス」の衣装も話題ですが、着ていていかがですか?

私はもう少し下の世代なのですが、ファッション誌を通して見ていました。ヘアやメークも含めて印象深く残っています。私自身着ることになってわくわくしました。

――普段こういう服を着られることは…?

私はシンプルな、メンズライクな服が定番なので新鮮な気持ちがしますし、考え抜かれたかわいさをどっぷり味わっています。現場の方は菱本の衣装に見慣れてしまったみたいで、私服に戻るとギャップに驚かれます。

――現場では豊川さんとのシーンが多いと思いますが、豊川さんの印象を教えてください。

秋風先生がティンカーベルをまとめるように、現場も豊川さんがけん引して下さるのでみんなが信頼を寄せています。今までも何度か共演がありますが、セットを組んだスタジオでご一緒するのは初めてです。監督や技術スタッフの方とのディスカッションを目の前で見られることは、本当に勉強になります。

――同じオフィスの面々であるヒロインの永野さん、裕子役の清野菜名さん、ボクテ役の志尊淳さんについても印象をお聞かせください。

芽郁ちゃんはシーンの捉え方、役に入り込む集中力、感受性に毎回驚きがあります。こんな風に心が動くのか、さすがだなと思いながら、一緒に過ごしています。本番まで取っておくのが大変というくらい鈴愛の役にふっと入っていくので、芝居の予定調和が無くなり引き込まれる瞬間が沢山あります。

清野菜名ちゃんは、裕子に通じると感じるところがありますね。クールだけど中に秘めているもの、心の強さがすごくある。カッコイイんです。やるべきことの方向性、芝居に迷いがない感じがいつもしています。

志尊君はせりふの間合いやトーンが本当に心地良くって。すっと入ってくる。温かくて、周りには人が集まりますね。みんなの緊張感もほぐしてくれるし、優しいですね。ぐっと感情が入るところもボクテ君そのものと感じます。

それぞれ3名が持っている個性が全然違うからこそ、三位一体でいい雰囲気です。

――菱本は秋風のことをどう捉えていると思いますか。

変わり者で偏屈なところや、すぐはぐらかされてしまうところなど、世話が焼けて大変だけれど、秋風先生を支えられるのは私じゃなきゃ、と思っているのだと思うんです。

先生の才能を見いだしてきたマネジャーとしての自負もありますし、過ごしてきた時間で育まれた信頼関係も二人にはあって…尊敬の念と、放って置けない魅力と両方なんだと思います。

――番組のホームページでは、菱本と秋風は「男女の仲なのか?」と紹介されていますが、その点についてはどう思われますか。

あえて豊川さんとは、菱本と秋風先生の関係について話はしていないんです。謎めいたままで(笑)。

■ この役を書いて下さったことが私へのエールだと思います

――井川さんが北川悦吏子さんの作品に出るのは、明石家さんまさんと木村拓哉さんがダブル主演を務めた「空から降る一億の星」(2002年、フジテレビ系)以来となります。今回の出演オファーを受けた時はどう感じましたか。

久しぶりに北川さんの作品に声を掛けていただいて、うれしかったです。

今回の台本に初めて目を通したとき、既にイメージを膨らませて読んでいました。面白い、演じたいと思いました。

――北川さんと役について何かお話をされたりは?

役のことを具体的にお話ししたことはなかったのですが、今回この役を書いて下さったことが私へのエールというか期待を寄せて下さっているんだと思うので、きちんと楽しく、あたたかく演じたいと思いました。

――また、井川さんにとって「純情きらり」(2006年)以来の出演となる朝ドラについて、どう感じていますか。

前回は杏(もも)姉ちゃんという慈愛に満ちた、心の強い女性だったんですけれど、12年の間に全く違うタイプの役を用意していただけたことは本当にうれしかったですね。

NHKに来ると、当時のスタッフの方とすれ違うときに皆さん声を掛けてくださって、その温かさを懐かしく感じます。

気付けば12年も経っていたんだなと思いますが、私は相変わらず器用じゃないので課題もたくさんあって、それらを実践してまた一つ一つ積み重ねていければいいなと思います。(ザテレビジョン)