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忘れられない人はいますか? 大人の恋愛を綴った『男と女、モントーク岬で』【今月のプロ押し映画!】

  • 2018.5.25
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(C)2017 Ziegler Film GmbH & Co. KG, Volksfilm GmbH, Pyramide Productions,Savage Productions Ltd, Gaumont S.A., ARTE France Cinema, WDR, BR, ARTE,Barefoot Films GmbH, Senator Film Produktion
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北欧生まれでドイツ在住の作家マックスは、新作のプロモーションのために17年ぶりにニューヨークへやってきた。彼は出版社のインターンとして働く事実婚の妻クララと久しぶりに再会し、精力的に仕事をこなすが、彼にはこの機会にどうしても消息を知り、クララには内緒で会いたい女性がいた。それは17年前にその町で激しい恋におち、マックスの身勝手で突然に別れてしまった恋人レベッカだった。

やがてレベッカとの再会が実現。彼女はマックスと別れた後、弁護士として成功を収めていた。ある日レベッカは、マックスを2人の思い出の地であるロングアイランドの先端にあるモントーク岬へと誘う。マックスは2人の関係の復活を期待するが……。

『ブリキの太鼓』などのドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフ(79歳)の最新作は、過去の恋愛に囚われ続ける男と、過去を乗り越え、未来に向かって生きる女たちの決定的なすれ違いを繊細かつ硬質に描いた熟年ラブ・ストーリー。スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドと『東ベルリンから来た女』のドイツの名女優ニーナ・ホスが見せる、過去に愛し合った2人の張りつめた男女関係はスリリングで深い。

マンハッタンの猥雑さに対比するモントーク岬の静寂というニューヨークのロケーションの効果的な使い方も印象的な、匠の技を味わう大人の逸品だ。
『男と女、モントーク岬で』
5月26日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国ロードショー
配給/アルバトロス・フィルム
http://montauk-movie.com

参照元:VOGUE JAPAN

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