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予想外の展開から目が離せない…!愛の心理戦を劇場で

  • 2018.5.24
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5月26日公開『ファントム・スレッド』は、完璧主義者の仕立て屋と、男に染まらないミューズとの予想外の展開を迎えるラブストーリーです。主演は、3度もアカデミー賞主演男優賞に輝き、本作品で俳優業の引退を表明している、ダニエル・デイ=ルイス。華やかなオートクチュールの裏側で始まる愛の心理戦をお見逃しなく。

運命の恋に落ちた男女

舞台は1950年代のロンドン。類ないデザインと技術で高級婦人ファッション界の中心に君臨する仕立て屋のレイノルズは、ウェイトレスのアルマと惹かれ合い、彼女を新たなミューズに迎えます。レイノルズにとってミューズは、創作に必要なインスピレーションと一時の癒しをもたらす存在。しかし若く情熱的なアルマは、恐るべき愛の力でレイノルズの心に入り込み、彼が長年かけて築き上げた孤高の領域をかき乱していきます。やがて狂い始める2人の関係は、「ある秘密」を抱きながら激しさを増し、後戻りのできない境地に向かっていきますー。

キャリア最後の役に込めた俳優魂

主人公のレイノルズ・ウッドコックを演じるのは『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』で、3度もアカデミー賞主演男優賞に輝いた英国の名優ダニエル・デイ=ルイス。徹底した役作りで知られる彼は、撮影前に約1年間ニューヨーク・シティ・バレエ団の衣装監督も務める裁縫師のもとで修行をつんだと言います。そして、10年ぶりの2度目のコラボレーションとなるポール・トーマス・アンダーソン監督の脚本執筆にも参加し、稀代のドレスメーカーを演じることに全身全霊を捧げました。その後、本作を最後に俳優業からの引退を発表して世間を驚かせました。芸術の高みを目指すレイノルズ役は、まさにデイ=ルイスの偉大なキャリアの到達点にふさわしい仕事だと言えるでしょう。

監督ポール・トーマス・アンダーソンの新たな到達点

本作『ファントム・スレッド』を手掛けたのは、作品を発表するたびに熱狂的なファンを生み出し、『マグノリア』、『パンチドランク・ラブ』、『ゼア・ウィル・ビーブラッド』で世界三大映画祭の監督賞を制覇したポール・トーマス・アンダーソン監督。これまではカリフォルニアを舞台に米国の文化や歴史を象徴する人間ドラマを撮ってきたアンダーソン監督ですが、往年のファッションデザイナーたちの仕事に関心を持ったことがキッカケで、本作品は仕立て屋とミューズの関係に着目。第二次世界大戦後の英国オートクチュール界を背景に、究極のラブストーリーを作り上げました。

本作で描かれる二人の愛は本物なのか、それとも歪んでいるのか。予想もしないラストにあなたもきっと驚くことでしょう。ダニエル・デイ=ルイスの引退作『ファントム・スレッド』を、ぜひ劇場でお楽しみください。
writer / 新 麻記子 photo / (C) 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved

取材協力

ファントム・スレッド

5/26(土)シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか公開ロードショー
監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイス、ヴィッキー・クリープス、レスリー・マンヴィル
音楽:ジョニー・グリーンウッド
配給:ビターズ・エンド/パルコ
http://www.phantomthread.jp/