1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「女遊びはするけど彼女のことは愛してる男」なんていないよ?

「女遊びはするけど彼女のことは愛してる男」なんていないよ?

  • 2018.5.18
  • 42217 views

女遊びをしてる男子に限って、いっちょまえにちゃんと彼女がいやがるんですよね。そして、そんな彼らは必ず言うんです。「彼女のことは一番愛してる。でも、女遊びはやめられない。それとこれとは別問題」って。でも、本当にそうでしょうか?

■女遊びは一途よりはるかに楽

こういう男子に赤裸々に語ってもらうとすごく納得がいくのですが、男子にとって、彼女以外の異性と遊ぶことってものすごく楽なんだそうですよ。いろんな意味でね。
まずは、「俺は彼女ができても女遊びする」と自分で決め込んでいるおかげで、彼女選びに全力を尽くす必要がなくなる。ということは、ストライクゾーンをより広げることで、「たぶんイケるだろ」というイージーなラインにいる子と付き合うことになる。
守備範囲も広いし、また、「どうせ本気じゃない(女遊びする)し」という慰めのおかげで、いい意味で「振られても別にいいや」と割り切ることができるから、彼女を作ることがより簡単になる。
もちろん、付き合ってからも楽ですよ?
付き合う前から「女遊びする」って決めてましたから、やっぱり付き合ってしばらくしてくると、他の女の子とに触手を伸ばし始めていきます。そして、その女遊びそのものが、また、彼女との交際を楽にするんです。ステディな人がいながら、他の子とも異性の関係を持つというのはいわば「保険」です。「何かあっても保険のどれかを彼女にすればいいや」と思っていますから、「彼女に嫌われたらどうしよう」というような、すごく辛いけれど、でも彼女のことを愛しているからこそな悩みが生まれにくい。交際中も、心理的余裕を生んでくれるんですよね。

■結局ただの、屁理屈なんです

上みたいなことを踏まえながら、彼女がいるのに他の女の子と身体の関係を持つ男子を見ていると、私は必ずいつも思うんです。
あなたは、「自分がそういう性格、一人だけを愛することができない性格なんだ」って言うけど、まるで「天性の遊び人」「生まれつき、女をはべらかす星の下に生まれた罪な男なんだぜ」みたいに自分に酔っていらっしゃるようだけど、それはただ、あなたに「他の異性なんて目に入らなくなって、ずっとその子だけで夢中でいられるような素敵な女の子」を自分のものにする実力も度胸もないからだということにどうして思い至らないの?って。
上で書いたことの裏返しとして、「女遊びはしない。大好きな人を本命にするんだ」と覚悟をすれば、付き合う前にも、付き合った後も、嫌われたり、振られたりする不安とガチで真正面からぶつからないといけませんから、恋に一途な男子にとっては恋愛はすごく辛いものです。そして、そんな一途な男子をあなたは、「モテない男は、彼女にすがらないといけないからつらいねー」と見下しているかもしれないけれど、実は誰よりも臆病で、「質より量」な恋で傷つくことにリスクヘッジをしているだけの自分が一番惨めだということにどうして気がつかないの?って。
「彼女のことは愛してるけど、女遊びはするんだ」って人、大学に入ったり、社会人になったあたりから、周りにチラホラ現れてくるはずです。そしてそういう男子の誰もが、じつはかつて恋で手痛い思いをしたことがある人だったりします。反動なんですよね。要は。
そしてこういう人をはじめて見たとき、あなたはきっとシンプルに思ったはずです。「愛してることと、女遊びって両立するわけなくない?」って。
そのピュアな感想こそが真実です。
両立しません。ただ彼らは、「両立すんだよ。それが大人の世界だよ。君もメルヘンやめて大人になりなよ」と言うことで、自分が一途に愛することができる女性を彼女にできない非力さを隠ぺいしているだけ。
「彼女を愛していても、男は女遊びをするもんだ。浮気は文化だ」なんてうそぶく彼らの言葉を真に受けて、「そうなんだ、大人の男の人はみんなそういうもんなんだ」と誤解をしてしまっては、「浮気をされても仕方がない」とか「彼氏は不誠実だけど、私のことは愛してるって言ってくれてるし」みたいな、デフォルトで不幸マインドで恋愛しちゃうことになってしまいます。
「愛する」というのは、常に一途であること。これは子供でも大人でも揺るぎません。だから大人になっても、いろんな男の人と出会っても、ここだけは擦れずに、ピュアでい続けようじゃありませんか。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

の記事をもっとみる