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幸せを運ぶお菓子って!?世界15か国のお祝い菓子専門店・田園調布「ラ・フェット」

  • 2018.5.16
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昨年の冬、田園調布にお祝い菓子専門店「LaFéte(ラ・フェット)」がオープン。ここは、フランスやイギリス、イタリアなど、世界各国のお祝いやお祭りで受け継がれてきた伝統的なお菓子を提供するテイクアウト専門店です。工房を兼ねている店舗はいつも甘い香りで包まれています。そんなお店の中をちょっと覗いてみましょう。

約15か国、約30種類の伝統菓子

田園調布駅から商店街を通って六間通り沿いに歩くこと7分。ここにオープンしたのが、世界各国のお祝い菓子専門店「LaFéte(ラ・フェット)」。自由が丘で長い間親しまれてきた、フレンチレストランのスイーツ部門が独立してできたお店です。レストランでかつて提供していたお菓子を内容、バリエーション共にさらにパワーアップさせました。

ラ・フェットは、昨年11月にオープンしましたが、構想はその3年以上前からあったそうです。「誕生日や結婚式などでお客様にお菓子を提供する中で、もっとお祝いのシーンを彩るお手伝いをしたいという思いが日に日に強くなっていった」とオーナーの吉井七緒美さん。

ラ・フェットで提供するのは、吉井さんが世界各国を訪れたり、国内外で見聞きした伝統的なお菓子を研究して、オリジナリティを尊重しつつも独自のアレンジを加えたもの。お祝いやお祭りで受け継がれてきたおよそ15か国、約30種類の伝統的なお菓子を提供しています。

飴細工のトッピングがかわいい「ピュイダムール」

「ラ・フェット」のスペシャリテは、華やかなデザインが特徴的な「ピュイダムール」(380円)。「ピュイダムール」とは、フランス語で「愛の泉」の意味で、もともと、ルイ15世が、愛するポンパドゥール夫人のために専属パティシエに作らせたお菓子だとか。パイの器にのるのは、表面をキャラメリゼしたカスタードクリーム。「ラ・フェット」流にサワークリームを加えた爽やかな甘さが特徴。リンゴのコンポートの食感とほのかな酸味も楽しめる上品なお菓子です。一般的な「ピュイダムール」と違って、飴細工で作られた繊細なトッピングが付いてます。

ピスタチオが香る「バッテンバーグケーキ」

切り口の市松模様が華やかなイギリスの伝統菓子「バッテンバーグケーキ」(240円/1P、2100円/箱)も人気のお菓子のひとつ。こちらは、ヴィクトリア女王の孫娘とドイツのバッテンバーグ王子との結婚を祝して作られたといういわれがあります。「バッテンバーグケーキ」といえば、ピンク×黄色の組み合わせは見かけますが、ここのケーキは、珍しいピンク×グリーン。グリーンの部分はピスタチオクリームを使用しており、ピンクとグリーン2色のスポンジ生地をマジパンでコーティング。上品な甘さが楽しめます。

他にも、口に入れて溶ける前に3回「ポルボロン」と唱えれば幸せが訪れるとされるスペインのお菓子「ポルボロン」(170円)や、新年をお祝いするヨーロッパのパイ菓子「ガレット・デ・ロワ」(年末年始のみ販売)など、季節限定品も含め、豊富なラインナップです。

渡す側も受け取る側もなんだかいいことが起こりそうな「ラ・フェット」のお菓子たち。ちょっとしたお返しやプレゼントにも重宝しそうですね。

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