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茶懐石の流れを汲む、おまかせコースを荒木町で。

  • 2018.5.15
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再び注目の荒木町で、話題の割烹へ。茶味あふれるうつわを愛でながら、丁寧な刹那の味に舌鼓。

多仁本|荒木町

料理は2月の¥10,800のコースより。八寸は全コース共通。写真は海老とサヨリと三つ葉の手綱寿司、白魚、白バイ貝、ホウレンソウと薄揚げの胡麻和え、タラの芽と子持ち昆布の天ぷら、菜の花の生ハム巻き。早春らしく、梅の小枝をあしらって。

趣味の茶道を通じて訪れた滋賀県の茶懐石の料亭で感銘を受け、その本店と支店で修業した主人の谷本征治さんが、2017年4月に開業。出汁は最初の客が到着する10分前にひき、ご飯は炊きたての甘味のある瞬間に出すなど、刹那の美味を丁寧に味わえる。夜のおまかせコースは月替わりの3種類があり、8,640円のコースは華やかな八寸から食後の甘味まで7品の構成。10,800円以上のコースは先付が増えて全8品となり、薄茶も付く。清水焼や唐津焼、信楽焼などの、茶味あふれるうつわ使いも素敵な一軒。

お椀は天王寺蕪を薄い氷に見立てた「甘鯛の薄氷仕立て」。甘鯛を主役に、梅形に切ったニンジン、ダイコン、ウグイス菜で彩りを添え、天王寺蕪で薄い氷が溶ける風情を表現。

ヒノキのカウンターに8席のみ。気のおけない友人とぜひ。

Tanimoto/多仁本
東京都新宿区荒木町3-21 宮内ビル2F
tel:03-6380-5797
営)18時〜21時30分最終入店(月) 12時〜13時30分L.O.、18時〜21時30分最終入店(火〜土)
休)日
予算:昼¥5,400〜、夜¥10,000〜

*『フィガロジャポン』2018年4月号より抜粋

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