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ラグジュアリーキャンプの新形態、「アウトドアホテル」って?

  • 2018.5.14
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ここ数年、ラグジュアリーなキャンプ「グランピング」がかなり浸透している模様。全国で新しいスポットが多く生まれています。まだ一度も体験したことはなかったのですが、仕事関係の知人から「アウトドアホテルというユニークな形態のグランピングがあって、これがすごい! 今度二度目に行こうと思っている」という話を聞き、すっかり興味が湧いてしまい、思わず予約。それが全国各地を旅するように移動しながら不定期でオープンされるアウトドアホテル「The Caravan」でした。

テント群の入り口に設置された簡易ドア。何かワクワクが始まる予感!
旅するように不定期で開催されるホテルって一体?! The Caravanは「日本の四季と旬を楽しむ」を最大の目的とし、春には桜を楽しめる場所、夏には湿気の少ない高原、秋には紅葉を楽しめる渓谷…など旬に応じて場所を変えていく巡業型のアウトドアホテル。私が参加した4月中旬は栃木県宇都宮市。まだ少し肌寒さを感じる週末でしたが温泉施設と隣接していて、自然も温泉も楽しめて一石二鳥。

草原の中にコットンテントが設置され、中にはベッドやチェアが。アメニティも人気のオーガニックコスメ「メルヴィータ」が置かれ、ホテルのようなホスピタリティ。アウトドアだとどうしてもお風呂が気になるけれど、近隣の温泉施設にスタッフが送迎してくれるので心配なし。トイレは草原の中にバスルーム専用の大きなワゴンが設置されていて、最初は恐る恐る入ってみたのですが、ホテルのバスルームと同じクオリティでした。

こちらはメインテントに設置された長テーブル。バーやカフェの役割を果たしていて、好きな時にドリンクをサーブしてくれます。翌朝の朝食もこのテーブルで食べたりしていました。ずっとテントの中にこもるのではなく、憩いの場所になっていて、新たなコミュニケーションが生まれるサロンのような雰囲気。

ディナーが全くのサプライズだったのですが、夕方、近くの石の採掘場や洞窟へのツアーがあり、その流れで案内されたディナー会場は「石の神殿」とも表現されるべき石に囲まれた採掘場の中。その地のシェフが土地の旬の素材を使って作ってくれるコースに舌鼓を打ちました。今回はバスク料理のお店のシェフが作る料理。真っ白な神殿の荘厳な雰囲気の中、ワインとともにディナーを堪能。

ディナーの後は温泉に浸かったり、焚き火の前で他のお客さんたちと交流したり。自然の中で、心からリラックスできる豊かなひと時でした。

翌朝はメインテントに集まり、朝食。パンを卓上に設置された炭焼きグリルでトーストし、バターとジャムでいただきました。爽やかな朝の空気の中で食べる朝食は格別!
今回は家族と自家用車で訪れたのですが、最寄りの主要駅まで送迎してくれるサービスがあるので車がなくても安心。ミニマムな荷物を持って、手軽にグランピング気分を味わえる最高に贅沢な1泊2日。仕事と生活に追われていると、つい繰り返しになりがちな日々に、時にはこういう「非日常な体験」で感動したりすることって大事だなあと実感しました。5月末は信州、6月は和歌山で開催されるようです。ぜひチェックしてみてください!(編集きっこ)

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