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デスクワーカーの疲労には「ラジオ体操」が有効? 硬くなった筋肉をほぐす「動的ストレッチ」

  • 2018.5.14
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あなたは大丈夫? 現代人の抱える「e‐疲労」

4月8日放送の『シューイチ』(日本テレビ系)では、日本オリンピック委員会医科学スタッフ・谷本道哉さんが現代人に有効な「動的ストレッチ」について教えてくれました。

そもそもストレッチには2つの種類があり、一般的に行われているのは「静的ストレッチ」と呼ばれる方法です。筋肉をゆっくりと伸ばす静的ストレッチは、運動後に疲労した筋肉などに効き目があるそう。一方で動的ストレッチは、パソコンなどのデスクワークによって生じる「e-疲労」に効果的です。デスクワークのために長時間同じ姿勢を続けていると、体の筋肉が硬くなって痛みを生み出す原因に。そこで適切なストレッチを行えば、硬くなった筋肉をほぐすことができます。

谷本さんによると、とくに注意すべきポイントは背骨、肩甲骨、股関節の3か所。ストレッチを行う前に、まずはどの部位が硬くなっているのか突き止めておきましょう。たとえば上体を後ろに反らしてみて、背中越しに景色がしっかりと見えるかどうかで背骨の可動範囲をチェックできます。

また肩甲骨の可動範囲は、肩を前後に大きく動かすことでチェック可能。上腕からではなく、肩甲骨まで動かせているか確かめましょう。股関節については足を体の前に蹴り上げた際に、胸のあたりまで届いていれば問題ありません。

キーワードは「ごまかさないラジオ体操」

 

番組では谷本さんが、背骨周りに効く動的ストレッチをいくつか教えてくれました。ストレッチをする際に、人は無意識に楽をしようとするもの。動きの悪いところがあっても、他の部位でカバーしてしまいがちです。そこで谷本さんが伝授してくれたのが、楽ができないようにアレンジしたラジオ体操。

最初に紹介されたのは、上体を前後に曲げる「前後屈」のストレッチです。まず後屈を始める際には肩甲骨を意識しながら、上に向かって大きく伸びをするのがポイント。天井を見上げるように顔を上げたら、そのまま全身を後ろに反らしていきます。続けて前屈は首を前に倒すことからスタート。背中を丸め込むイメージで手を下におろしたら、上体も大きく前に倒していきます。実際にストレッチを体験した中山秀征さんは、「伸びてる…」「すごく気持ちいいです!」と驚きの声を上げていました。

その他、腕を持ち上げて体ごと横に倒す「側屈」をアレンジしたストレッチも紹介。まずは首を真横に倒すことからスタートしましょう。そして片腕を垂直に持ち上げたら、反対側の手を腰に当てつつ全身を横に曲げていきます。片手で腰を支えながらストレッチを行うことで、背骨をしっかりと湾曲させられるはず。

動的ストレッチを実際に試した視聴者も多かったようで、ネット上では「テレビ見ながらストレッチしてみたけど、体が伸びてめちゃくちゃ気持ちよかった!」「体が硬すぎて、うなり声上げながらストレッチしてた。かなりスッキリしたし、続けてみようかな」と大きな反響が上がっていました。

谷本さんが「これが本当のラジオ体操」と豪語するストレッチを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

文/プリマ・ドンナ

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