1. トップ
  2. 恋愛
  3. 結婚一年目の本音「結婚はオススメするし、オススメしない」

結婚一年目の本音「結婚はオススメするし、オススメしない」

  • 2018.5.12
  • 20853 views

もうすぐ結婚して一年が経とうしています。
僕が恋愛コラムを書くときに大事にしている姿勢として「白黒ハッキリしないことを大事にする」というものがあります。
こと恋愛や結婚に関しては「絶対にこうしたほうがいい」ということはなく、同じ人でも年齢や経験値が変われば、また相手が変わればその「解」も変わってくることがよくあります。
ですから、結婚に関しても「絶対に結婚したほうがいい」とも思わないですし、「結婚はやめておいたほうがいい」とも思いません。
ただ、結婚というものがどういうものなのか、もうすぐ一年を迎える僕の考えをまとめてみました。
もし今の彼氏との結婚を考えているけれど、いまいち踏み切れないという人がいたら、参考になったら嬉しいです。

■どのようにして結婚に踏み切ったのか?

彼女とはお付き合いを始めて一年後にプロポーズをしました。
正直、その時は経済的な余裕もそんなにある方ではありませんでしたし、彼女と未来の家族を守っていける自信もありませんでした。
それでも、彼女と結婚しようと思えた理由。
お互いの家族と親友との関係が良好であったこと「僕が守る」のではなく、「二人で築く」意識に変わったこと
この二つが挙げられます。

■迷ったら親と親友に会わせろ

まず大きな理由の一つとしては、お互いの両親と親友に、お互いが会ってみて違和感がなかった、というものがあります。
初めてお茶をした時から家族の話が出ていたのもあって、お互いの家族観が似ていたということも知っていたし、特に緊張することもなく会うことができました。
とはいえ読者の中には家族仲が悪い人もいるでしょうから、そういう人たちは親友に会ってもらうのがやはりいいと思います。
僕も結婚を決める前に、向こうの親友たちと会いましたし、僕の親友たちにも会ってもらっていました。
僕の学生時代の悪友たちは、全員お互いの奥さんに会っています。そいつらと彼女がうまく溶け込めたら「まぁそういうなんだろうな」とは思っていました。
ですので、ハウコレ読者の皆さんにも彼氏を友達に会わせるか、向こうの友達に会わせてもらうか、あるいはその両方をしてみてほしいなと思います。
その結果気づけることがたくさんあるはずです。

■「守る」意識から、「築く」意識へ

男性はどうしても結婚と聞くと、家族を守らなくてはいけない=プレッシャーというイメージが先行してしまいます。
自分で言うのもなんですが、誠実で真面目な人ほどその責任を重く感じやすいのではないでしょうか。
僕の場合は、やはりそこがネックで決めきれなかった部分がありました。「僕は今のままでこの子のことを幸せにしてやれるのか?」と。
でも、ある彼女と会話をしていて、「結婚というのは、どちらかがどちらかを守る関係じゃないんだ。二人で一緒の未来を築き上げていく関係なんだ」ということに気づいたんです。
このときに彼女に僕の未来を預けてみたい、そして僕に彼女の未来を預けてもらいたい、そう思えたんですね。
このときにようやく「結婚しよう」と思いました。

■結婚は最高。でも相手を間違えないでほしい

この経験から僕は「結婚は素晴らしいものだ」と個人的には思うようになりました。しかし、それを他人にオススメしたいとはあまり思えません。
なぜなら「誰と結婚するのかがウルトラスーパー大事だから」です。
結婚自体は、「婚姻届を出すだけ」で終わりますから、制度上結婚することはとても簡単です。
しかし、お互いが相手の未来にコミットできる、そういう関係でなければ、結婚して「幸せになること」は大変な努力と忍耐を要することになると思います。
それは世の中の不倫報道、ツイッターの裏垢、出会い系サイトを少しでも覗けば用意に想像できることです。
そのコミットが続かなくてみんな愛し合うことを途中で放棄してしまうのです。
あくまで結婚一年目の若輩者のいち意見ではありますが、結婚相手を見極めるときは「幸せな未来をイメージできる相手」で選ぶよりも、「お互いがどん底になっても支え合えるかをイメージできる相手」で選んだほうがいいのではないでしょうか。

■結婚するためにはそれ相応の覚悟を

逆に「この人とならどんな荒波も越えていける」と心の底から思える関係であれば、結婚は人生を豊かにしてくれると思います。
なぜならたくさんの障害が待ち構えているに決まっているからです。そしてそれを乗り越えた先に最高の豊かさがあることは人生の先輩たちが証明してくれています。
だからこそ、「誰とするか」が重要になってくる。その相手が保証されない限りは結婚なんて到底オススメはできないのです。
もしそれでも結婚したいと思える彼なのであれば、きっとあなたと彼の未来はとても豊かになっていくのでしょうね。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

の記事をもっとみる