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【真夜中の占いの館】パワーストーンで人の感情がわかることも。石にハマる39歳セナさん。(後編)

  • 2018.5.8
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オーラを整えるクリスタルヒーリングってどんなもの?

今回のスピ女子/セナさん(39歳・フォトエージェンシー勤務)

メディアに写真を貸し出す会社で働くOL。昔からファッションや天然石を使ったアクセサリーに興味があり、ショッピングも大好き。愛読する作家吉本ばななのウェブサイトのリンクからふと訪れたクリスタルショップで運命を感じた石に出会い、そんな自分に戸惑いながらも導かれるようにしてパワーストーンの魅力にハマる。

マダムX(以下X):セナさんこんばんは、2度目のご来訪ありがとうございます。早速ですが、クリスタルヒーリングを受けられたのだとか?

セナ(以下S):ええ、前回もお話した渋谷のクリスタルショップFのオーナーHさんが、ヒーリングもされているんです。その頃、Hさん以外にも数人のヒーラーやセラピストにみてもらっていて、「他人の感情を受けやすいタイプ」と言われていたんです。

X:なるほど。人からネガティブな念をもらったりしがちなんですね。

S:気づかないうちに、人と自分の境界がわからなくなることもあるんです。そんな自分にとって、ジュエリーショップの石とクリスタルショップで見る石はエネルギーが違っているように感じられたのだと思います。何個か買ってみたのは、そういうエネルギーみたいなものがほしかったからなんでしょうね。

X:好きなものを身近に置いておくだけでも元気になれますものね。

S:それで、Hさんのところでクリスタルヒーリングを受けることになりました。

X:ヒーリングってどんなことをするの?

S:横になって、チャクラのあるところに石を置いていくんです。

X:石はセナさんが好きなものを選ぶのかしら。

S:いいえ、チャクラの色ってありますよね? その色に合わせた石をそれぞれのチャクラにおいて、順番にエネルギーを整えていくんです。

X:チャクラとそのポイントを整える石の対応が決まっているんですね。

S:ヒーリングを受けたら、そういうことがもっと知りたくなり、まず、石の特徴を説明するセミナーにも参加しました。それまではジュエリーもパワーストーンも好きなだけで、どういう性質をもつのかあまり知らなかったので。

X:普通そうですよ(笑)。

S:ですよね(笑)。その後、クリスタルヒーリングの施術を教えるコースも受けました。

X:かなり本格的ね。 じゃあ今はクリスタルヒーラーを目指していらっしゃるの?

S:いえいえ、自分でする気はないんですよ。ちょっと興味があっただけなんです。受講生は数人いたのですが、みなさん私と同じで石に興味はあるけれどヒーラーになるという気持ちまではないというお話でしたね。20代のOLさんや主婦の方もいらして。

X:じゃあ、あんまりスピスピした感じではなかったのね(笑)。

S:ええ、結構普通でした(笑)。クラスでは、お互いにヒーリングをしてみて、実践的に学ぶのですが。私はちょっとだけ「感じる」人なんだということがわかったんです。

ヒーリングを通じて、人の気持ちを感じるには“強さが”必要に。

X:ええっ? じゃあ素質があるのかしら。

S:それが……。「感じる」だけで「視える」わけではないので無理だと思います。あるクラスメイトのヒーリングのために第4チャクラ(ハートチャクラ)の上に石を置いたら、悲しみが伝わってきたんです。

「悲しい感じがしました」と伝えたら、講師のHさんがその女性に「何があったか思いだして話して」とおっしゃって。実は、その方がかわいがっていたペットのインコが亡くなったばかりだったとわかったんです。

X:ペットロスですか……。

S:でも、彼女は職場でも家庭でも責任ある立場の方のようで、そういう感情を隠して過ごしていたみたいなんです。自分の中に無理してしまう側面があることに気づいていらっしゃいましたね。

X:クリスタルヒーリングは、そういう気づきをもたらすこともあるんですね。

S:石を持った途端に泣き出してしまった女性もいましたよ。

X:繊細な方ですね。

S:そうなんでしょうね。でも私は驚いてしまって、なんだか冷静に見てしまいました。クラスのほかの人たちもびっくりして、「ほんとに泣いてるんですか?」「突然来たんですか」とか訊いてましたよ。

X:面白い反応ね(笑)。

S:その女性も「突然涙が出てきてしまって」と答えてました(笑)。

X:セナさんは講座を受けたあと、ヒーラーになるために勉強を続けようとは思わなかったのかしら。

S:私はヒーラーとして他人のネガティブなものを受けた時、きっとそれに耐えられる強さがないと思うんです。それよりは、自分で石を自由に楽しみたい。以前「本当に石が必要なときもあるし、ぱたっと必要なくなるときもある」と聞いたことがあるのですが。

今はそれほど必要なくなったのかな?と感じることがあります。一時期はあんなに盛んだった"石欲"も最近は落ち着いて、手許にある石だけでほとんど満足していますね。

X:では、そんなセナさんを占ってみましょう、何か気になることはありますか?

S:5月以降の恋愛運が知りたいです。

X:こちらから2枚引いてみて。素直に感じたカードの印象は?

S:まずはこれ。なんだか元気が出るカードです、前を向いて頑張ろうという感じでテンション上がりますね! 2枚目はこれ……何だろう、怖いですね。でも、誠実に進んでいる気がします。マダムXからのアドバイス

現状を表す1枚目は「The FOOL(愚者)」。セナさんが解放感や前向きさを感じているところがいいですね。枠がないところで冒険を楽しみましょうと読めますね。

一方、アドバイスを表す2枚目は「XIII DEATH(死神)」。大事なものを残して不要なものを捨て去る断捨離のカード。“石欲”が薄れたこともここに表れているかしら。この絵に誠実さを感じるということは、自分自身の直感に従って要らないものを捨てていくことによってさらに道が開けるということでしょう。

S:実は、今年に入ってからいろいろなものを精査して手放しているところなんです。これからも頑張れそう、ありがとうございました。

X:断捨離は気持ちがスッキリするから良いことですよ。こちらこそご来訪ありがとうございました。新しい石をお迎えしたら、また見せに来てくださいね。

●プロフィール
マダム X(まだむ えっくす)。週に一回、深夜にだけひっそりとオープンする「真夜中の占いの館」の女主人。年齢不詳。自身もタロット占いを得意とし、毎夜訪れるゲストを占うのが趣味。

参照元:VOGUE JAPAN

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